10月12日午後、グエン・スアン・フック首相は日本の菅義偉総理大臣と電話会談を行った。
　ベトナムの政府と国民を代表し、フック首相は、菅氏が日本の総理大臣に選出されたことに重ねて祝意を伝えた。
　フック首相は、ベトナムは常に日本が最も重要で長期的な戦略的パートナーシップであるとみなしていると強調し、引き続き日本との間で二国間の協力、および両国国民の利益のため共に関心を有する地域と国際の諸問題に関して協力を積極的に推し進め、地域と世界の平和、安定、協力、発展に貢献していきたいと期待を述べた。
　フック首相は、新型コロナウイルス（COVID-19）対策のために、これまでに日本から寄せられた貴重な支援に謝意を述べ、双方がCOVID-19を乗り越えるために、今後も相互に協力し相互に支援することを望んでいると述べた。
　菅総理は、日本とベトナムの関係が力強く発展していることに喜びを表し、COVID-19対策におけるベトナムの積極的な協力に謝意を述べた。
　菅総理は、日本は二国間協力を重視しており、これを新たなレベルに引き上げることを望んでいると述べ、また、地域と世界におけるベトナムの地位と役割を高く評価していると強調した。
　菅総理は、目前に控えているアセアン首脳会談の成功のため日本はベトナムと緊密に協力していく所存であると述べた。菅総理は同時に、洪水の発生で被害を被っているベトナム中部地方の住民にお見舞いの言葉を伝えた。
　この機会に、フック首相は菅総理に適切な時期のベトナム訪問を招待した。菅総理は謝意を述べ喜んでこれを受入れた。

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（ 翻訳者:沖田英恵 ）
（ 記事ID:5549 )