マレーシア、ベトナムとの戦略的パートナーシップ関係の推進を望む
2020年10月23日付 VietnamPlus 紙
ファン・ビン・ミン副首相兼外相
ファン・ビン・ミン副首相兼外相との会談において、マレーシアのヒシャムディン・フセイン外相は、マレーシアは略的パートナーシップ関係があらゆる分野で引き続き深まるよう促進していくことを望むと確認した。
2020年10月23日午後、外務省庁舎において、ファン・ビン・ミン副首相兼外相はマレーシアのヒシャムディン・フセイン外相とオンライン会談を行った。
会談で、ヒシャムディン・フセイン外相は、マレーシアは略的パートナーシップ関係があらゆる分野で引き続き深まるよう促進していくことを望むと確認した。
ヒシャムディン・フセイン外相は、ベトナムはこれまで、新型コロナウィルス対策が成功していると祝し、できるだけ早く直行航空便を再開させるため、必要な条件を十分に整えていくことを提案した。
マレーシアの外相は、ベトナムが今年初めからこれまで、ASEAN議長国および国連安全保障理事会非常任理事国として、特に世界と地域の状況が複雑に変化する中で、ASEANの一連の会議を成功裡に組織し、ASEANの団結と中心的役割を維持し、また、ASEANとパートナー国との協力を推進したことを祝した。
ヒシャムディン・フセイン外相は、ベトナム中部各省で発生した洪水の状況を見舞うとともに、マレーシアは可能な限りの支援をいつでも行うと伝えた。
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ファン・ビン・ミン副首相兼外相は、パンデミックの中、ベトナム国民を帰還させるためのフライトの手配におけるマレーシア側の支援や調整に対して感謝の意を伝えた。また、マレーシアを含む各国の投資家、専門家、管理者、熟練労働者がベトナムへの入国が認められ、安定した生産・経営に貢献できるよう、引き続き条件を整えていくことを約束した。
ファン・ビン・ミン副首相兼外相は、マレーシアで拘留されているベトナムの漁民に関し、マレーシア側に対して、国際法に則り、そして、ASEANの団結の精神により、引き続き人道的に対処するよう要請した。また、発生した各事案を善意と協力の精神で処理し、両国の良好な関係に影響を与えないよう求めた。
両国は、具体的な分野における協力の方向性を定めるためにも、2020年から2025年の段階における戦略的パートナーシップ関係の実施行動計画を早期にまとめることで合意した。
また、両国は、南シナ海問題を含め、双方が関心を持つ地域や世界の問題について、二国間で、あるいは、ASEAN各国も交え、意見交換を強化していくことでも合意した。さらに、来る11月のASEANやAPECの首脳会議の成功裡の開催に向けて緊密に調整していくことでも一致した。
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( 翻訳者:田中佑佳 )
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