タンソンニャット国際空港の滑走路をグレードアップするプロジェクトを検査
2020年10月31日付 VietnamPlus 紙
タンソンニャット空港の滑走路グレードアッププロジェクトの検査(写真:タイン・チュン/ベトナム通信社)
タンソンニャット空港の滑走路グレードアッププロジェクトの検査(写真:タイン・チュン/ベトナム通信社)

 10月31日午後、チュオン・ホア・ビン政府常任副首相・政治局員がタンソンニャット国際空港の離着陸を行う滑走路と誘導路を改修しグレードアップさせるプロジェクトの施工について検査を行った。
 これは、特別な交通事業に類するプロジェクトであり、現在、2021年初めの運用開始のために、進捗を加速させている。
 検査の際、プロジェクト管理委員会は、主な項目である離着陸用滑走路は基本的に完成し、計画では、誘導路の舗装、検収・飛行検査の手続も完了する見込みで、2020年12月10日までにすっかり完成し、2021年始めに運用を開始できるようになるだろうと述べた。
 これは、工事をしながら航空機の運航も行う条件の中で改修・グレードアップを実施する特別な事業であるため、絶対的な安全の確保が第一に考えられている。
 交通事業品質建設管理局(交通運輸省)のグエン・バック・トゥン副局長は、管理委員会及び施工会社の努力により、この5カ月間で、主な作業は基本的に完了しており、同時に航空の安全保障に関する絶対的な安全も依然として確保されている、と述べている。
 チュン・ホア・ビン政府常任副首相は、プロジェクトが前向きな進捗速度に達するよう施工する努力を行った交通運輸省と各請負企業を称賛した。副首相は、計画投資省、財務省に対し、プロジェクトのための資金源補充に関する各政策支援を求めた。また、交通運輸省に対し、請負会社を引き続き指導し、計画通りの進捗になるよう工事を加速させつつも、工事の質は絶対に確保しなければならず、航空活動に影響も与えず、特にまもなく迎える太陽暦の正月や旧正月テトの時期に、人民にタイムリーにサービスすることを要請した。
 タンソンニャット国際空港の滑走路、誘導路を改修・グレードアップするプロジェクトは2段階に分けられており、交通運輸省が投資主で、投資総額は2兆150億ドン[訳注:およそ91億円]になる。

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( 翻訳者:千葉智洋 )
( 記事ID:5588 )