カットリン-ハドン鉄道、20日間にわたる全線の試験運行
2020年11月05日付 VietnamPlus 紙
カットリン-ハドン鉄道の列車の試験運行
カットリン-ハドン鉄道は、実際の列車の走行ダイヤに基づいて、全体の試験、検査・承認、安全性と運行担当人員の評価などのため、全線の試験運行を行う。
鉄道プロジェクト管理委員会の代表者は、計画に基づき、2020年12月に検査・承認と安全性の評価のために、カットリン-ハドン都市鉄道プロジェクトの全線で20日間試験運行を実施すると述べた。
「全線での試験運行は、実際の列車の走行ダイヤに基づいて、全体の試験、検査・承認、そしてシステムの安全性の評価、運行担当人員の評価を目的としている。いずれかの項目で要件を満たしていないと評価された場合、総合請負業者はそれを克服し、改善する必要がある」と鉄道プロジェクト管理委員会の代表者は述べた。
試験運行と検査・承認が完了してカットリン-ハドン都市鉄道プロジェクトが正式に運行するためには、システムの安全評価と認証の付与 (ベトナム登録検査局による交付)、国家の検査・承認、建設完了証明書の申請、ハノイへのプロジェクト原状の引き渡しという過程を経なければならず、その後ハノイ市は鉄道を操業・運行するという決定を下す。
以前、ハノイ都市鉄道プロジェクト・カットリン-ハドン線の展開状況に関する政府常任会議で、交通運輸省のグエン・ヴァン・テー大臣は2021年第1四半期に路線の操業・運行を開始するという確約目標を設定した。現在、プロジェクトは引き続き試験運転ための人員の準備、特に総合請負業者の中国EPCの専門家、システムの安全評価コンサルタント請負業者のフランスの専門家の準備を続けている。
テー大臣によると、交通運輸省は総合請負業者と関連部門に対し集中して対処するよう徹底的に指示しており、独立コンサルタントには積極的に連携して総合請負業者の全線の試験運転中にシステムの安全性を評価するよう要請している。
11月3日の第14期国会第10回定例会議における社会・経済発展の現状に関する討論で大臣は、交通運輸省とホーチミン市、ハノイ市はこれまで、多くの都市鉄道プロジェクトに投資をしてきたが、多くの問題、特に工程の遅れが発覚していることを認めた。この問題は、政府が何度も指導し、各都市や省もまた何度も話し合ってきた。
「我々はこのプロジェクトを通じて、企画、投資家の選択、パートナーの選択、入札の編成の過程に関連する、極めて意義深い教訓を引き出してきた」とこの交通業の司令官は強調した。
*カットリン-ハドン都市鉄道は長さ13.1キロメートル、高架を通り12の駅と13の列車で編成され、列車はそれぞれ4両編成で定員は960人である。ハノイ都市鉄道プロジェクト・カットリン-ハドン線では、調整後の総投資額は8億8600万米ドルである (約20兆ドン以上)。
プロジェクト管理組織は以前は2020年初 (旧正月休みの後)に全線の試験運行を計画していたが、新型コロナウイルスの影響で総合請負業者がベトナムに来る人員を十分に動員できなかったため、全路線の試験運行のための検査・承認書類の完成作業や各専門技術部門の調整作業が困難になっていた。
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( 翻訳者:坂入菫 )
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