コロナウイルス罹患率の上昇と回復率の減少、ジョコ大統領語る「何もかもが悪化」
2020年11月30日付 Kompas 紙
去る10月31日、大統領官邸にてパリとニースでおきたテロ事件を非難するジョコ大統領
ジャカルタ、kompas.com配信
ジョコ大統領は新型コロナウイルスの感染に対して警戒するよう、社会に繰り返し念を押した。
ジョコ大統領が受け取った最新のデータによると、インドネシアの新型コロナウイルス罹患率は今や13.41%に達した。
新型コロナウイルス罹患患者は今現在までも治療中の患者である。
去る11月30日、ジョコ大統領はジャカルタの大統領官邸で会議を開いた際、「用心して欲しい、11月29日に受け取ったデータによると我々の罹患率は今や13.41%に増加した」と述べた。
ジョコ大統領は、世界平均の数値に比べれば上記の罹患率はまだ良い方だと話す。しかし、同大統領はこの数値が、12.78%だった先週の罹患率と比較して上昇していることを強調した。
ジョコ大統領によると、それと同時に今週の新型コロナウイルス患者の回復率は減少し、83.44%になったという。先週の回復率は84.03%であった。
ジョコ大統領によれば、これらの数字はインドネシアにおける新型コロナウイルスのパンデミックの状況が更に悪化していることを指し示しているのだという。
「過去数週間のうちに患者は更に増加しているため、何もかもが悪化した」と同大統領は述べた。
もっぱら、ジョコ大統領はCovid-19の患者の増加が最も高いと報告されている2つの州、中部ジャワ州とジャカルタ特別州に注目している。
この2、3日の間にこの両州では新型コロナウイルス患者の非常に急激な増加が生じている。
ジョコ大統領は、国務大臣および州知事、県長、市長に対して、それぞれの地域で新型コロナウイルスの伝染速度を抑えるよう警告した。
同大統領によると、市民の安全を守ることはすでに地方首長の責務である。
「地方首長の責務は市民の安全を守ることであり、国民の安全は最重要の法であると伝えてある」と述べた。
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( 翻訳者:村山由佳 )
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