これは日本におけるベトナムのイメージ広報キャンペーン事業の１つであり、これを通じて日本人のベトナムに対する理解を深めることに貢献している。

　ベトナム通信社東京特派員によると、11月７日、日本におけるベトナムフェスティバルが東京で開幕し、両国の多くの人々と日本の国会や政府の官僚らが参加した。
　これは日本政府の「Go To Travel」に東京が加わった後に、東京で開催される初の大規模なフェスティバルである。
　開幕式で、駐日ベトナム大使であり実行委員長であるヴー・ホン・ナム氏は、このフェスティバルは日本政府の「Go To Travel」と「Go To Eat」の呼びかけに応じるとともに、来年日本が開催する東京オリンピックの成功をベトナムが応援していることを示すものであると述べた。
　日本の鷲尾英一郎外務副大臣は、今年は呼吸器系感染症である新型コロナウイルスの影響により、両国の往来はこれまでのように順調でないと述べた。そのため、日本におけるベトナムフェスティバルは、両国の人々が交流できる機会となる。
　さらに、鷲尾外務副大臣は、日本政府の感染症に対する勝利や東京オリンピック開催成功への固い決意についても言及した。
　日越関係に関して、鷲尾外務副大臣はこう発言した。「ここ数年、両国の関係は経済、政治、社会など多くの分野において素晴らしい発展を遂げている。先月は、菅義偉首相が就任後初の外遊でベトナムを訪れた」。
　日本の現在の連立政権で自由民主党のパートナーである公明党党首の山口那津男氏は同じ考えで、菅首相が外国訪問の最初の国にベトナムを選んだのは両国関係の発展を表しているとした。山口氏は、このフェスティバルが両国の関係をさらにしっかり結びつけるであろうと期待を述べた。
　日本の農林水産副大臣である宮内秀樹氏は、日本におけるベトナムフェスティバルは両国の人々が飲食分野で交流できる素晴らしい機会の一つであると述べた。
　宮内氏は、両国が農業の分野でも引き続き協力関係を強化していくという期待を述べ、日本はベトナムにみかんを輸出したい、反対にベトナムからリュウガンとライチを輸入したいと話した。
　ベトナムフェスティバルは、両国が外交関係を樹立して35周年記念の2008年から、日本側とベトナム大使館の共催で毎年行っている活動の一つである。
　これは日本におけるベトナムのイメージ広報キャンペーン事業の一つであり、それを通じて日本人のベトナムに対する理解を深めることに貢献している。
　今年のフェスティバルに参加した人々は、日本とベトナムの伝統的な食事や民族色豊かな文化芸術プログラムを楽しむ機会を得た。
　実行委員会は、このフェスティバルが、日越間の人々の交流や文化交流活動の再開への希望に応えるとともに、新型コロナウイルス予防の呼びかけに応じながら東京都の社会経済活動の回復にもなることを望んでいる。
　参加する人々の安全を守るため、実行委員会は観客ら全ての人々にマスク着用を呼びかけ、出入口で検温をするよう求めている。フェスティバルは11月８日まで続く予定だ。

Tweet

この記事の原文はこちら

　同じジャンルの記事を見る

（ 翻訳者:天野友亜 ）
（ 記事ID:5619 )