引き続き第10回会期中の11月12日午前、国会は、無記名投票により科学技術大臣、保健大臣、ベトナム国家銀行総裁の人事任命を承認した。
　議場において、グエン・スアン・フック首相は、複数の政府閣僚人事任命の承認を求める提案について、国会議員に説明するとともに意見聴取を行った。
国会は、科学技術大臣にフイン・タイン・ダット氏、保健大臣にグエン・タイン・ロン氏、ベトナム国家銀行総裁にグエン・ティ・ホン氏を任命する人事案に対し、無記名投票を行った。
　投票結果によると、ダット氏は有効票472票、無効票3票、賛成票443票（国会議員総数の92.9％）、反対票29票（国会議員総数の6.02％）を得た。
　ホン氏は、有効票472票、無効票3票、賛成票467票（国会議員総数の97.08％）、反対票５票（議員総数の1.03％）を得た。
　ロン氏は、有効票472票、無効票３票、賛成票459票（国会議員総数の95.42％）、反対票13票（国会議員総数の2.7％）を得た。
　続いて国会は、科学技術大臣、保健大臣、ベトナム国家銀行総裁の職務任命を承認する決議の採択を表決し、出席議員445人中、国会議員総数の92.12％となる444人が賛成票を投じた。
　ダット氏は、ベンチェ省モーカイ県出身の58歳で、物理博士・副教授。同氏は、ホーチミン市国家大学でキャリアを積み、（同大学所属）自然科学大学の行政組織課副課長・同課課長を歴任し、ホーチミン市国家大学事務局長・副常務理事・理事長を務めた。
　ホン氏は、ハノイ出身の52歳、経済学修士。ベトナム国家銀行副総裁に任命される以前は金融政策局局長を務めていた。
　ロン氏はナムディン出身の54歳、医学博士。保健省で数々の役職を経験している。同氏は2011年12月から保健次官を担っていた。
　同氏は2018年10月、中央宣伝教育委員会副委員長に異動し、2020年１月、保健次官に再任された。
　2020年７月７日の決議において、首相はロン氏に保健大臣代行を委任した。
　党中央執行委員会はさらに、ロン氏を保健省共産党幹事委員会書記に指名した。

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（ 翻訳者:山本美帆 ）
（ 記事ID:5639 )