日本は1000人余りのベトナム人留学生に学費を補助
2020年12月04日付 VietnamPlus 紙
スポンサーである三菱UFJ銀行の代表(米良徹氏)に記念品を贈るラム・タイン・フオン駐日ベトナム公使。
スポンサーである三菱UFJ銀行の代表(米良徹氏)に記念品を贈るラム・タイン・フオン駐日ベトナム公使。

 各日本企業は、新型コロナウィルスの影響で困窮している在日ベトナム人留学生を支援する取り組みに合計5000万円(110億ドン余り)を寄付した。

 ベトナム通信社東京支社の記者によると、各日本企業は先日、新型コロナウィルスの影響で困窮している在日ベトナム人留学生を支援する取り組みに合計5000万円(110億ドン余り)を援助した。
 この取り組みは、駐日ベトナム大使館が三菱UFJ銀行やその他の企業と連携し、在日ベトナム知識人協会(AVIJ)や在日ベトナム青年学生協会(VYSA)を通して、2020年9月初頭から11月にかけて展開してきたものだ。
 12月4日に東京で行われたこの取り組みの総括式でのスピーチで、在日ベトナム知識人協会の会長でありこの取り組みの実行委員会メンバーでもあるレ・ドゥック・アイン氏は、委員会は3,406部の申請書類を受け取っており、以降、1名につき50,000円の補助金を給付するため、条件を満たす1,060名の留学生を選出したと述べた。
 レ・ドゥック・アイン氏は、額はまだ多くはないが、これらの補助金は「日出ずる国」日本で夢を叶えるために頑張っているベトナム人留学生にとって非常に大きな精神的励みになると強調した。
 同氏はまた、留学生らがベトナム人としての団結精神やお互いを想いやる心などの伝統を発揮し、新型コロナウィルスによってもたらされた逆境を乗り越えるために今後も互いに苦労を共有し助け合っていくことを望んでいると述べた。
 三菱UFJ銀行の代表者はスポンサーを代表し、これらの補助金が日本にいるベトナム人留学生の新型コロナウィルスによる苦悩を軽減し、彼らの日本での学習に良い結果をもたらし、今後彼らが日越間の友好の証となることを望んでいると述べた。
 会合では、ラム・タイン・フオン在日ベトナム公使が新型コロナウィルスの感染拡大後、留学生を含む日本で暮らすベトナム人の生活は大変困窮していると述べた。
 大使館は多くのベトナム人留学生から補助金申請を受けていた。そのような状況において、大使館は対象となるベトナム人に金銭・食糧・住居の支援をしてくれるよう日本のスポンサーに積極的に働きかけてきた。
 上記の取り組みに関してフオン氏は、これは、日本のベトナム人留学生の学費を補助する取り組みとして過去最大であると話した。同氏は、三菱UFJ銀行やベトナム人留学生支援に携わった他の協力者たちに感謝の意を示した。
 多くのベトナム人留学生がこの補助金は新型コロナウィルスによる逆境を一時的に乗り越えるために非常に役立つものだと述べた。
 日本学生支援機構(JASSO)の統計によると、2019年5月初頭までの日本で学ぶ留学生の数は31万2,214名であり、前年の同時期と比べて1万3,234名増加した。
 この数字の内訳は、最多の中国人留学生が12万4,436名で全体の39.86%を占め、次いで7万3,389名のベトナム人留学生が全体の23.5パーセントを占める。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:田中佑佳 )
( 記事ID:5663 )