古き村ドゥオンラムの国家遺跡認定15周年記念
2020年11月28日付 VietnamPlus 紙
記念セレモニーの様子
記念セレモニーの様子

 ハノイ市ソンタイ町ドゥオンラム社の古き村ドゥオンラムは、国家芸術建築遺跡認定書を授与されたベトナムで初めての古き村である。

 11月28日午前、古き村ドゥオンラム村が国家遺跡に認定されて15周年の記念セレモニー(2005年―2020年)とソンタイの人民委員会による遺跡を称え宣伝するイベントの開幕式が、ハノイ市ソンタイ町ドゥオンラム社モンフ亭(訳注:村の守護神を祀る社)で行われた。
 ハノイ市ソンタイ町ドゥオンラム社の古き村ドゥオンラムは、国家芸術建築遺跡認定書を授与されたベトナムで初めての古き村である。
 ここは、村の門やバンヤンの木、水辺、亭庭、寺、廟、見張り場、井戸など、ベトナムの村の基本的特徴が維持されている。  
 ドゥオンラムは、馮興(フン・フン)王と呉権(ゴー・クエン)王の生地で「一村に二王」がいる唯一の場所であり「地霊人傑」の土地柄でもある。同時に、探花ザン・バン・ミン、ファン・ケー・トアイ、ハー・ケー・タン、キエウ・マウ・ハン、ファン・ケー・アンなどの多くの有名人の故郷でもある。
 生きた遺産としての遺物の価値の保存と促進は、、過去15年間、古き村ドゥオンラムのみならずソンタイ町の当局と住民によって効果的に実施されてきた。
 古い家、古い村の建築空間を保存する任務、遺跡のコアエリアの建設計画と管理が関心を持たれている。人口緩和のプロジェクトはロードマップに従って実施され、遺産への圧力を徐々に軽減している。
 特に、ヘリテージツーリズムと遺跡の価値の発揮の展開は効果的に実施され、人々の生活を徐々に改善し、人々の創造性を喚起し、観光客の好みに合うモデルや観光商品を模索、構築している。
 古き村ドゥオンラムに来れば、観光客は多くの新しい形式の観光を体験することができる。
 観光客はモンフー亭、ミア寺などの有名な遺跡の歴史的な物語、建築や美術の特徴について理解を深める他、農村の特産品を味わうことができ、1日農民体験やホームステイサービスなども楽しめる。
 毎年古き村ドゥオンラムには平均6000人から7000人の海外観光客を含む12万人から13万人の観光客が訪れている。
 ソンタイ町人民委員会副主席のレ・ダイ・タン氏によると、これまで古き村ドゥオンラムの遺産価値の保存と促進は、常に各管理当局や国内外の多くの組織の支援を重視してきた。遺跡は、文化スポーツ観光省、ハノイ人民委員会によって設定された基準に従って、持続可能な方法でその価値を促進してきたと表明した。
 過去15年間、古き村ドゥオンラムは、遺跡の価値の保存と発揮において国内外の組織や学者らの諮問、支援、協力も受けてきた。
 
 この機会に、古き村ドゥオンラム遺跡管理委員会は、国家遺跡認定15周年を記念して、多くの魅力的なイベントを実施した。遺産を共に保護し、コミュニティツーリズムを発展させようと組織や個人に宣伝した。顧客のニーズに応じてイベントを実施し、魅力的な観光商品を構築している。そして古き村の人々の日常生活、生産活動、習慣、慣習に関する多くの絵画を展示、また地元の伝統的な衣服を展示した。古き村ドゥオンラムの建築の図面とユニークな建築材料も展示した。
 この他、伝統的な郷土料理で観光商品を作っている人々のための料理コンテスト、日本の茶道を楽しむ会、庶民の遊戯を体験するスペースなど、各種のイベントもある。

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( 翻訳者:沖田英恵 )
( 記事ID:5664 )