農業・農村開発省のチャン・タイン・ナム副大臣によると、全国で3000万人以上の農村の人々が未だに衛生的な水を使用できず、1600万人以上が不衛生な屋外トイレを使用している。

　11月30日にソックチャンで、農業・農村開発省がソックチャン省人民委員会、ベトナム社会政策銀行と共に、首相決定第62/2004/QĐ-TTg号に従った清潔な水の供給と農村の環境衛生に関する国家戦略実施結果の評価会議を行い、実施から16年が経過した清潔な水の供給と環境衛生に関する国家戦略の再評価を行った。
　会議の発表で、農業・農村開発省のチャン・タイン・ナム副大臣は、清潔な水と環境衛生は一人一人の、また家族の日常生活に必要不可欠であり、健康を保ち人々の生活条件を改善するのに必須の重要な要素であると述べた。
　「清潔な水のニーズとますます差し迫った農村の環境問題に直面して、信用政策や人々の資金調達、宣伝の組織と実施は刷新しなければならない。そして省庁、関連部門、地方政権レベル、参加する人々はさらに関心を向け、節水や合理的な水の使用、環境保護、特に農村の環境に対する意識を高めなければならない」とチャン・タイン・ナム副大臣は強調する。
　チャン・タイン・ナム副大臣は、現在全国の3000万人以上の農村の人々が未だに衛生的な水(ベトナム基準)を使用できず、1600万人が不衛生な屋外トイレを使用し、500万人の生徒が学校で清潔な水の設備とトイレの使用ができないことを指摘している。
　これにより各級や部門、地方は、家庭や公共施設、学校での清潔な水と環境衛生の解決に焦点を当て、環境や景観、すなわち排水、排水や廃棄物による汚染に関心を持つ必要がある。

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　農業・農村開発省水利総局副総局長のルオン・ヴァン・アイン氏は、2004年に首相決定62号が公布されてから今日まで、国全体で650万世帯以上が清潔な水設備設置のために信用プログラムで資金を調達し、630万近くの世帯がトイレや家畜小屋、バイオガス槽などの家庭の衛生設備のために資金を借り、衛生的な水を使用できる人口が30％増加し、衛生的なトイレがある世帯が19.5％増加することに貢献したと述べた。
　水利総局のリーダーは、プログラムの展開は農村の人々の生活条件を著しく改善し、現在農村の88.5％が衛生的な水を使用でき、51％の人々が技術水準(QCVN)を満たした水を使用し、75％以上が衛生的なトイレを使用できるようになったと評価した。
　しかし、農村での水の供給と環境衛生はいまだに困難で、現在、3000万の人々が技術水準を満たした水を使用できず、農村の数百万人が不衛生なトイレを使い、数百万人の生徒が学校で清潔な水の設備やトイレを使用できていない。
　それと共に、気候変動や天災、干ばつ、淡水の不足、塩害、水源の汚染といった課題がさらに増加しているが、ニーズに対して予算からの財源には制約があり、多くの地域で水質検査能力と財源は低いままである。
　清潔な水の供給と農村環境衛生に関する国家戦略を引き続き推進するために、会議では、代表者たちが水供給と農村の環境衛生に関する政策や制度的改善に関する問題をめぐって協議し対策を提示した。インフラ開発の財源、水供給システムの完成、設備使用効果を高めるための管理と運用における現代的で同期的かつ好ましい衛生設備への投資を優先的に集中させる。
　一方で各部門レベルでも宣伝やコミュニティの意識の向上、清潔な水と環境衛生に関する職員の管理能力の強化に力を注ぐ必要がある。すなわち、信用政策を継続し優遇的に資金を借りることのできる対象を拡大し、水供給と農村環境衛生活動への支援の具体化と資金源を透明にする。

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（ 翻訳者:秋山由莉奈 ）
（ 記事ID:5673 )