グエン・スアン・フック首相がサムスン・グループ副会長の表敬を受ける
2020年10月20日付 VietnamPlus 紙
サムスン・グループのイ・ジェヨン副会長の表敬を受けるグエン・スアン・フック首相
10月20日午後、グエン・スアン・フック首相は、投資拡大のためベトナムを訪問中のサムスン・グループのイ・ジェヨン副会長からの表敬を受けた。
フック首相は、ほぼ1年ぶり(2019年11月の韓国公式訪問以来)に、イ副会長に再会したことを喜び、サムスンがハノイの東南アジア最大の研究開発センター(R&D)の建設を開始したこと(2020年3月)をはじめ、前回の面会におけるサムスンのコミットメントは基本的に良好に実現されていると述べた。
新型コロナウイルス(COVID-19)が流行する中にあっても、サムスンのビジネス状況は依然として発展しており、ベトナムの発展に貢献していると述べた。
イ副会長は、ハノイでフック首相にお会いできたことに喜びの意を表し、ベトナムは感染症と効果的に戦いながら、社会経済発展を遂げている数少ない国の一つであると述べた。
イ副会長は、これまで、グループを支援してくれたベトナムの政府、首相、省庁、部門、地方に謝意を表明した。
感染症をしっかりとコントロールしながら、ベトナムは、3,000名以上のサムスンのエンジニアと専門家が、各工場を円滑に運営するためベトナムに入国する条件整備を行っている。
サムソンが首相に約束した通り、サムスン・グループのトップはR&Dセンターが、2022年末までに稼働させることを確認した。
そのとき、このセンターには3,000名以上のエンジニアが勤務し、グループの主要なR&D拠点となる。
これに加え、サムスンは製造分野に投資するだけでなく、首相の要請に応じて、ソフトウェア開発の分野においてもベトナム企業と協力している。
リ副会長は、首相が引き続きグループのために環境を整備することに期待すると述べ、サムスンとしても、ベトナムでの事業および投資活動をよりよく行うため一層尽力していくと強調した。
フック首相は、イ副会長の意見を踏まえ、ベトナムにおいて会社が規模を拡大し、グローバルな競争力を強化するため、政府が在ホーチミン市のサムスンをホーチミン市のハイテクパークにある輸出加工企業に変更する決議を発出したと述べた(ホーチミン市の人民委員会の提案による)。
首相は、ベトナムはCOVID-19の流行をうまくコントロールしており、本年はASEANで唯一プラス成長を遂げている国であり、経済規模の点でASEANの中で4位に位置づけられるだろうと述べた。
サムスン・グループは、モバイルデバイス、半導体製品、家庭用電子機器の3つの強みを持っている。その中で、ベトナムには、効果的に活動しているモバイルデバイス、家庭用電子機器の2つの分野およびスクリーンがある。
首相は、今後サムスンが半導体工場に投資し、ベトナムの電気および電子セクターにおけるグループの生産網に貢献することに期待を述べた。
また現在サムスンのローカリゼーション率は継続的に増加している。
首相は、サムソン・グループに対し、ベトナムの裾野企業がサムスンの生産網とベトナムでの研究開発活動により深く参加することを引き続き支援すると提案した。
首相は、ベトナムが、サムスンに向けハイテクプロジェクトに投資するための最も有利な条件を作り出す用意があると断言した。
過去10年間以上のベトナムでのサムスンの成功を祝福し、首相はベトナム政府がベトナムでの戦略的事業投資と協力の過程でグループと一緒に引き続き行動していくと述べた。これにより、ベトナムと韓国の戦略的協力パートナーシップの一層の深化に向け重要な貢献を果たし、両国の企業と人々に利益をもたらすだろう。
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( 翻訳者:森本悠太 )
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