ヤンゴン 12月24日
農業研究局、ライスバイオパークユニットによれば、研究者たちは、稲の一部を利用することを目指して、稲の刈り入れ時に得られる副産物の藁から紙を作る研究事業を実施している。
稲はミャンマーにおいて栽培されている重要な穀物であり、稲作農家の大半は刈り入れの時に得たもみ米であったりお米として精米したりして販売するが、稲から得られる藁を集めて利用することは極めて少ない。
その研究によれば、藁で紙を作る際に主に必要な物は、藁、松脂(パインオイル)、ケイ酸ナトリウム、糊、ミョウバン、タルカムパウダー(ベビーパウダー)、ソーダ粉末、染料と水などである。
農業研究局によれば、藁から紙を作る研究の中で、質の高い紙にすること、主要原料であるパルプの質を高くすること、使用する化学物質の種類と割合、藁をゆでる時間とパルプを入れた粉砕機の稼働時間を導くことを目的に、同局の責任者であるドクター・オウンマーキンと研究者たちは研究に取り組んでいる。
この研究は、稲の副産物である藁を利用して紙を作る技術を、稲作農家に普及させるものであるので、家内工業を副業として行うことで仕事の機会を生み出し、農業外収入が見込まれる。
そのため、稲の一部分である藁を利用して紙を作る研究に取り込むことで、稲藁から価値を高めた製品である印刷用紙、本の背表紙、紙のファイル、招待状、名刺、紙袋などにして利用できる方法を生み出せることが分かった。
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( 翻訳者:石川航 )
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