越中友好関係に関する写真展を開幕
2020年12月09日付 VietnamPlus 紙
写真展を見学するタ・クアン・ドン文化・スポーツ・観光省次官と熊波・駐ベトナム中国大使
写真展を見学するタ・クアン・ドン文化・スポーツ・観光省次官と熊波・駐ベトナム中国大使

ベトナム-中国外交関係樹立70周年を記念して、文化・スポーツ・観光省は「美しきベトナム-美しき中国」をテーマに写真展を開催した。12月9日午後、ホーチミン博物館で開幕した。
 1950年1月18日、中国はベトナムと外交関係を樹立した世界で初めての国となった。ベトナムと中国は、山河が一続きに繋がり、多くの文化的な類似点を有する隣り合った二国である。
 写真展でのスピーチにおいて、文化・スポーツ・観光省のタ・クアン・ドン次官は、両国人民の間の美しき友好関係と兄弟のような思いやりの心は、ホー・チ・ミン主席と毛沢東主席によって心を尽くして懸命に育てられたものであり、今日私たちはその関係を維持し、将来の世代に引き継いでいく責任がある、と明言した。
 「過去70年の間、両国関係には浮き沈みもありましたが、今以て友好協力は越中関係における大きな流れです」とドン次官は述べた。
 1991年の国交正常化以降、双方は「善隣友好、全面協力、長期安定、未来志向」の方針、「よき隣人、よき友人、よき同志、よきパートナー」の精神に沿って、関係を発展させて行く必要があると定めた。 2008年、双方は包括的戦略的パートナーシップの枠組みを樹立することに合意した。これは、ベトナムの世界各国との関係における最高の協力枠組みであり、最も広範かつ深遠な意味合いを有している。
 写真展は、越中友好関係の歴史に関するものと、両国の雄大な自然風景、文化的生活、ダイナミックな発展、(ベトナムの)ドイモイ・(中国の)改革開放の成果に関する紹介に関するものの2つに分けられている。
 ドン次官はまた、写真展の目的は、我々が両党、両国、両国人民の間の友好的伝統を共に振り返り、それを通じて理解を深め人民の交流を強化し、将来協力が一層緊密になるよう、越中友好の精神の発展を維持していくことに貢献するための一つの文化活動であると強調した。
 開幕式に出席した熊波・駐ベトナム中国大使は、ホーチミン博物館において写真展が開催されることは、特に重要な意味を持つと評価した。民族解放闘争事業において、両国人民は互いに肩を寄せ合い、相互理解を深め、共々に盤石な関係を築いたのである。
 「中国はベトナムの独立を公認し、ベトナムとの外交関係を樹立した最初の国のうちの一国です。友好は、我々が共に発展するための共通の財産です。私は、両国の若い世代がその友好の精神を発揮する必要がある、と次官閣下が仰ったことに同感します」と大使は述べた。
 写真展で、見学者はホー・チ・ミン主席が中国を訪れた時やベトナムを訪れた中国の各代表を歓迎した時の貴重な写真資料を拝見することができる。両国の美しい自然、景勝地の名所や傑出した建築物もここに展示されている。
 写真展は12月14日まで、ハノイのゴック・ハー19C番にあるホーチミン博物館で行われる。

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( 翻訳者:向井千景 )
( 記事ID:5684 )