2020ベトナム‐米国国防政策オンライン対話
2020年11月24日付 VietnamPlus 紙
ハノイでオンライン対話に参加するベトナムのホアン・スアン・チエン国防次官・上将
米国はベトナムとの全面的パートナーシップ関係を重視し、二国間の国防関係の推進でベトナムと引き続き協力し、戦争の後遺症の克服でも協力していくことを約束した。
11月24日、ハノイとワシントンDCで、2020年のベトナム-米国国防政策対話がオンライン形式で行われた。
ベトナムのホアン・スアン・チエン国防次官・上将と米国のインド太平洋地域の安全保障問題を担当するデビッド・ヘルビー国防次官補代行が共同議長を務めた。
対話には、両国の大使、防衛駐在官、国防省・国防総省の関係機関関係者が出席した。
対話で双方は、これまでの二国間の国防関係は2011年の国防協力推進に関する覚書および2015年の国防関係に関する共同ビジョン宣言に沿って発展し、ベトナムと米国の全面的パートナーシップ関係に積極的に貢献してきたと評価した。
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ホアン・スアン・チエン国防次官は、戦争の後遺症の克服における協力での両国の努力と成果を高く評価した。特にビエンホア空港でのダイオキシン汚染環境の除染に関するプロジェクト、枯葉剤の影響を受けた障害者の支援プロジェクト、不発弾や地雷の除去、戦争中の行方不明兵の遺骨の捜索などでの協力を評価した。
双方は、ベトナムの国連平和維持活動への参加やベトナム海上警察の能力向上への支援で効果的な協力を行った。
デビッド・ヘルビー国防次官補代行は、米国はベトナムとの全面的パートナーシップ関係を重視し、ベトナムが益々強力になり、地域において重要な役割を担うことを望んでいるとした上で、現在の協力に加え、海上安全保障、国連平和維持活動、人道支援、災害救援などの分野における二国間の国防協力の推進でベトナムと協力を継続していくことを約束すると確認した。
米国は、二国間の国防協力の基礎である戦争の後遺症の克服における協力を引き続き重視しているとした上で、戦争で行方不明になった兵士の捜索で米国を支援するベトナムの努力に感謝の意を表明し、双方が合意した同分野での協力のためのプロジェクトや活動を推進していくという約束を確認した。
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( 翻訳者:森本悠太 )
( 記事ID:5689 )