外務省が広報し、中部各省と各国とを繋ぐ
2020年12月11日付 VietnamPlus 紙
会議でスピーチするブイ・タイン・ソン外務省常任次官[筆頭次官]
会議でスピーチするブイ・タイン・ソン外務省常任次官[筆頭次官]

 ブイ・タイン・ソン外務省常任次官[筆頭次官]は在外のベトナム大使・総領事に対し、関心を寄せ支援し広報して中部地方の各省と各国を繋ぐ取り組みを続けるように提案した。

 12月11日午後、2020年から2023年までが任期の外国駐在のベトナムの大使・総領事と中部地方の各省との間での会議がダナン市で行われた。ブイ・タイン・ソン外務常任次官とダナン市人民委員会委員長のレー・チュン・チン氏が会議を共同主催した。
 会議には20以上の外国駐在のベトナムの大使・総領事とタインホア省、ゲアン省、ハティン省、クアンチ省、トゥアティエン省、クアンナム省、フーイエン省、クアンビン省各省の人民委員会の指導者が参加した。
 ダナン市人民委員会委員長のレー・チュン・チン氏によると、ダナン市は現在新型コロナウイルスの影響を克服する方策を一斉に実施し、ダナン市の経済社会の成長の勢いを早期に取り戻し、投資の誘致を推進することを引き続き行っている。
 ダナン市人民委員会委員長は、ベトナムの大使・総領事に対し、[ダナン]市が新技術や情報通信技術、ハイテクノロジーの分野で強みがある国々にアプローチし、投資を促進できるよう、支援することを求めた。
 ダナン市人民委員会委員長は外国駐在のベトナムの大使・総領事がつながり、各国のメディア上でダナン観光を宣伝し連携して、各国の国民の観光ポテンシャルを探ることを期待している。
 会議での講演で、中部地方各省の人民委員会の指導者も、投資誘致、各国の政府開発援助(ODA)及び医療・教育・農業ハイテク・労働輸出に関する協力機会といった分野への関心を表明した。

 [関連記事:大雨と洪水を乗り越えるためにハノイ市は中部地方、中部高原に910億ドン[およそ4億200万円]の支援をする]

 各大使からの支援を通して、中部の各地方は国際的なパートナーにより広く知られ、多くの投資家を迎え入れるだろう。大きな企業グループが訪れ、調査し、投資を決定し、各分野で協力するだろう。様々な中部の美しいビーチは外国の旅行客から好まれる場所となるだろう。
 最近、在ロシア連邦ベトナム大使に推挙されたダン・ミン・コイ外務次官は、以下のように述べた。「中部の各地方は現在立ち上がろうと[災害からの復興に]努めているが、外国投資の誘致において、客観的に見て多くの困難に直面している現状である。しかしながら、中部の各地方はハイテク工業・農業や海と島の観光などに関して大きな可能性を秘めており、外国投資を呼び込むことができる。現在ロシア連邦とベトナムは包括的・戦略的パートナーシップという形で良い外交関係を有しており、それ故に中部地域は可能性がある投資誘致市場になっている」。
 会議の結論のスピーチで、ブイ・タイン・ソン外務常任次官は、「会議を通して、各大使は中部地域の各地方について耳を傾け、とても詳細に理解を深めた。[中部地域は]政治、経済、社会、国防、安全保障において特に重要な戦略的地域である」との認識を示した。
 中部の海は国家の資源であり、その地位を維持することは海の経済発展と大陸部沿海地域の経済活動において特に重要である。中部は一方で、中部高原にとって海の玄関口であり、東西経済回廊の接続を通した、[国際]統合における中部高原各省の重要な架け橋でもある。
 ブイ・タイン・ソン外務常任次官は中部地域の国際市場への参入と門戸開放のニーズと潜在力は非常に大きいと強調した。島、海、自然の景観と、そして、基礎インフラが日増しに発展していることなどの利点によって、中部の各省は、観光の発展や海に関するその他の経済活動のための好条件が整っている。
 これまで、中部の各省は国家の投資資金源の管理と利用の効果を高めることを重視すると共に、開発投資し経済発展の促進に貢献するために、国内外の各経済セクターのリソースを誘致してきた。
 今後、ブイ・タイン・ソン外務常任次官は外国駐在のベトナムの各大使や総領事に対し、中部の各省に引き続き関心を持ち、援助をし、中部の各省を宣伝し、各県と外国とを結びつけるように要請した。
 この機会に、外務省は、最近の台風、洪水など自然災害が引き起こした被害から立ち直るための3億ドン[およそ132万円]をダナン市に寄付し、援助した。

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( 翻訳者:乙川巧磨、須藤遼 )
( 記事ID:5694 )