全国には省の女性書記が9名、70年世代の書記が28名
2020年10月30日付 VietnamPlus 紙


 10月29日までに、党政治局の指示に従い、67の省・中央直轄市の党支部および中央直属の党支部すべてが党支部大会を成功裏に開催し、予定通り閉幕した。
 政治任務、方向性についての議論や決定(文書化作業)と共に、党の指導部の選出(人事作業)は党大会において特に重要な意味を持つ。
 「第13回全国党大会での人事に向けた準備作業において特別な注意が必要な若干の点」という記事で、グエン・フー・チョン書記長、国家主席は次のように強調した。「いずれの革命、分野、地方においても幹部は決定的な役割を果たす。幹部の仕事は党建設の上での要となるだけでなく、党の活動全体における重要な鎖であり、革命の成否の決定的な要因となる」。
 党大会の人事作業は、国家(民族)、党、人民の利益を第一に考えた真に公正で客観的で科学的な方法を持つという、非常に強い責任感や大きな決意と努力を以て行われることが必要である。
 初期的なとりまとめを通じ、概ね、省、市の党支部は計画に沿って人事の作業を遂行した。この重要な作業は、中央直属の各レベルの党委員会において、質の高い綿密かつ慎重な作業が行われ、緊密な指導がなされ、5段階のプロセスを正しく厳格に実施され、民主の確保、客観性、公正性、透明性の確保されたことから、基本的に出席代表から高い同意を得られた。党支部大会での選出は、定められた原則と手順に正しく沿って行われた。
 党支部大会の出席代表らは、原則的な考えとしては、構成を整えようとの理由から、しっかりした政治信念を持たない者、品格、能力、威信を喪失した者、団結を乱す者、セクショナリズム、派閥主義、機会主義の者、戦闘力が衰えた者、思想、道徳、生活態度の面で堕落の傾向がある者、党、国家の規定に違反した者、任務遂行の結果が芳しくない者を新期の党委員会に入れるために基準を下げたり、意志がしっかりしてるか否かを問わないなどのことはしないとの観点を貫いた。
 人事案に正しく則った基本的な選出の結果、当選した各同志はいずれも高い得票率を得て、その多くは絶対な得票率を以て主要な役職に選出された。
 党支部大会は2020年~2025年の新任期の省・中央直轄市党支部執行委員会を選出した。第1回総会において、省・中央直轄市党支部執行委員会は、同常任委員会、同党委員会の書記および副書記、同監査委員会を選出した。
 省・中央直轄市の63の党支部および中央直属の2つの党支部には、2020年~2025年の任期で再選された42名の同志、初めて書記に選出された23名の同志、省党委員会の書記に選出された9名の女性がいる。70年世代の書記である28名の同志のうち最年少は、1978年生まれのドンタップ省党委員会のレ・クオック・フォン書記である。
 省・中央直轄市党委員会の書記に再選された42人の同志のうち、8人が女性であり、70年世代が16人いる。初選出の23人の同志の中には1名の女性の書記もおり、12人が70年世代であった。
 特に、ホーチミン市党委員会のグエン・ヴァン・ネン書記、ディエンビエン省党委員会のグエン・ヴァン・タン書記、ドンタップ省党委員会のレ・クオック・フォン書記は、党政治局が執行委員会および常任委員会への参加を指名し、2020年~2025年任期の書記として選出されるよう推薦を受けた。
 各レベルの党支部大会の人事は慎重に準備されたものの、一定の問題点が見受けられた。一部の党支部では、指示が求める女性幹部と若年の幹部の党委員会への参加割合を満たしていない。
 一方、執行委員会への再選を推薦されたものの、例えば2015年~2020年任期のザーライ省党委員会常任委員会の2名の委員が2020年~2025年任期の執行委員会に選出されなかった、あるいは2015年~2020年任期のホーチミン市党支部執行委員会の委員が新期の執行委員会に選出されなかったケースもあった。

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( 翻訳者:桑原美卯 )
( 記事ID:5708 )