外務省がアメリカによるベトナムに対する為替操作国認定に声明を発する
2020年12月17日付 VietnamPlus 紙
外務省のレ・ティ・トゥ・ハン報道官
外務省のレ・ティ・トゥ・ハン報道官

 12月17日午後、外務省の定例記者会見において、外務省のレ・ティ・トゥ・ハン報道官は、アメリカが正式にベトナムとスイスを為替操作国に指定したことに対するベトナム側の反応を求める記者からの質問に応じた。
 ハン報道官は、「国家銀行がこの件に関する具体的な情報を得たと聞いている。過去25年の中で特に越米間で包括的パートナー関係を構築した時以来、越米関係は経済、貿易、そして投資も含め、多くの分野で強固な発展を遂げた」と明確に述べた。
 ハン報道官は、「ベトナム政府は特にアメリカとの経済・貿易関係を重視しており、多国間貿易コミットメントや2国間の貿易協定など、各種のハイレベルな誓約を厳格に実施している」と強調した。
 「ベトナムは双方の利益を調和し、持続可能な方向で二国間の経済貿易関係における問題を解決するため、アメリカ側と建設的精神に立って対話と協議を続けている」とハン報道官は言明した。
 12月16日、アメリカ財務省は主要貿易相手国の「マクロ経済政策と為替政策に関する報告」を行った。これによれば、ベトナムとスイスが為替操作国リストに入るのは初めてとされる。
 アメリカ財務省は、アメリカとの二国間商品貿易の余剰が少なくとも200億米ドルであること、収支バランスの余剰が少なくともGDPの2%分見込めること、為替市場に一方方向で長期間介入し、12か月の期間の中で外貨購入額の総額が少なくともGDPの2%分の見込みであり、12か月の期間で少なくとも6か月は外貨を購入すること、以上の3つの基準に基づいて決定を出した。 

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( 翻訳者:内海沙姫 )
( 記事ID:5710 )