少数民族の生徒・学生を対象とした選抜制度に関する規定
2020年12月14日付 VietnamPlus 紙
フート省タンソン県の民族寄宿中学校での情報の授業
フート省タンソン県の民族寄宿中学校での情報の授業

 ここでの学習者とは、選抜制度を享受できる少数民族出身者のことで、人口が非常に少ない少数民族や経済的・社会的に特に困難な地域の少数民族を対象とする、と議定には明確に述べられている。

 政府は2021年1月23日から施行される、少数民族の生徒・学生を対象とした選抜制度を規定した政府議定2020年第141号を公布した。
 ここでの学習者とは、選抜制度を享受できる少数民族の人のことで、人口が非常に少ない少数民族や経済的・社会的に特に困難で少数民族出身の幹部、公務員がまだいない、ないしはまだ非常に少ない地域の少数民族を対象とする、と議定には明確に述べられている。
 議定は候補学生の全般的な基準を明確に規定している。それによれば、選抜される学習者は選抜される年までに5年以上連続して経済的・社会的に特に困難な地域に居住していること、実の両親か育ての両親(もしくは実の父か実の母、育ての父か育ての母のうちのどちらか)か直接の養育者がこの地域に住んでいること、事前選抜が要求されている分野についてはその事前選抜の基準に達していること、選抜される年に22歳を超えないこと、現行規定に沿い健康であることが求められる。
 上記の全般的な基準以外に、大学に選抜される学習者は以下の具体的な基準を満たす必要がある:高校を卒業したこと、高校で毎年生活態度について優の評価を得たこと、高校最後の年に学力で優以上の評価を得たこと、民族寄宿高校もしくは規定に則った選抜地域にある高校で3年間学び卒業したこと。
 全般的な基準以外に、短期大学に選抜される生徒・学生は以下の具体的な基準を満たす必要がある:高校を卒業したこと、高校で毎年生活態度について優の評価を得たこと、高校最後の年に学力で良以上の評価を得たこと、民族寄宿高校もしくは規定に則った選抜地域にある高校で3年間学び卒業したこと。
 全般的な基準以外に、専門学校に選抜される学習者は以下の具体的な基準を満たす必要がある:中学校もしくは高校を卒業したこと、中学校もしくは高校で毎年生活態度について良以上の評価を得たこと、中学校もしくは高校最後の年に学力で良以上の評価を得たこと、規定に則った選抜地域にある中学校で4年間学び卒業したこと、または民族寄宿高校もしくは規定に則った選抜地域にある高校で3年間学び卒業したこと。
 上記の学生選抜基準を満たす学習者で下記のいずれかに該当する場合は、大学・短期大学・専門学校選抜において優先されると議定には明確に述べられている。優先順に、烈士・負傷兵・病兵・負傷兵のような公的補助の受給証明書がある者の子、民族寄宿学校で学んだ者、選抜審査の年に大学・短期大学・専門学校に合格した者、県レベル以上の優秀生徒コンテストで受賞した者。
 学習者が一度にいくつもの優先条件に当てはまる場合は、選抜審査において最も優先順位が高い条件のみが適用される。

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( 翻訳者:山崎瞭子 )
( 記事ID:5716 )