ベトナムとインドネシアの国交65年を記念する写真展が開幕
2020年12月07日付 VietnamPlus 紙
写真展で展示されている写真
12月7日、インドネシアにあるベトナム大使館とジョグジャカルタ特別州政府は、ベトナムとインドネシアの外交関係樹立65年を記念した写真展を実開催およびオンラインの形式で開催した。
ベトナム国営通信社の在ジャカルタ特派員によると、12月7日、在インドネシア・ベトナム大使館とジョグジャカルタ特別州政府の共催により、ベトナムとインドネシアの外交関係樹立65年を祝う写真展が開幕した。
写真展は実開催およびオンラインの形式で開催されている。
ジョグジャカルタでは多くの観客が直接訪れ、一方、在ハノイ・インドネシア大使館および在ホーチミン市・インドネシア総領事館の関係者、両国のマスコミや人々がオンラインで参加した。
インドネシア共和国の第5代大統領で現在は与党・闘争民主党(PDI-P)の党首であるメガワティ・スカルノプトリ女史がビデオで歓迎の言葉を述べ、1959年にホー・チ・ミン主席がインドネシアを訪問した際のホー・チ・ミン主席と彼女の父、故スカルノ大統領についての深い思い出を紹介した。また、2人の建国の指導者の類似点と稀有で特別な品格を強調した。
メガワティ元大統領は、ヴォー・グエン・ザップ将軍やグエン・ティ・ビン元国家副主席など歴史に名を刻んだ人物を挙げつつ、ベトナム人民の独立のための闘争心に敬意を表した。そして、ベトナムとインドネシアの友好は独立と自由をともに望む両国により必ずや永遠に続き、次の世代がこの関係を維持し続ける必要があると信じていると述べた。
開幕式で、ベトナムのファム・ヴィン・クアン駐インドネシア大使は、これまでの65年の二国間関係の発展の概要を振り返り、ホー・チ・ミン主席と故スカルノ大統領の特別な友情が両国関係を築いてきた「基礎」であることを確認した。
大使はまた、これまでのベトナムの経済的成果を紹介するとともに、ジョグジャカルタの歴史的、文化的、教育的、経済的な役割と地位を高く評価した。さらに、同特別州がベトナムの各地方との投資、ビジネス、観光面での関係を発展、推進し続けていくと確信していると述べた。
ジョグジャカルタ特別州の指導者はスピーチで、写真展を開催することの意義を強調した。
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開幕式でのスピーチで、ジョグジャカルタ特別州のスリ・スルタン・ハメンクブウォノ10世知事は、1959年のホー・チ・ミン主席のインドネシア訪問時、ホー・チ・ミン主席がジョグジャカルタを訪れた際、知事の父である故スリ・スルタン・ハメンクブウォノ9世がホー・チ・ミン主席を出迎えた光栄に預かったという家族の思い出を振り返った。
ハメンクブウォノ10世知事は、「インドネシアとベトナムの歴史的な関係は、政府レベルだけでなく、両国の人々の間の二国間協力を強化するのに役立つ」と述べ、写真展は両国の人々、特に若者が、この長年の友好関係をより深く理解する機会であると強調した。
ハメンクブウォノ10世知事はまた、8月に新しく開港したジョグジャカルタ国際空港(YIA)がジョグジャカルタからベトナム各地への直行便を開設する機会となり、投資、ビジネス、観光、人的交流の推進に貢献するとともに、新型コロナウイルス大流行後の経済・社会・文化の回復にも貢献し、ベトナムとインドネシアの友好協力関係を強化する原動力になるものと期待していると述べた。
開幕式では、両国の特色ある伝統舞踊など活気に満ちた文芸プログラムが行われた。
ジョグジャカルタのグラタマプスタカ図書館で実開催されている写真展では、1959年のホー・チ・ミン主席とスカルノ大統領の歴史的な相互訪問に関するベトナム国営通信社の貴重な資料写真50枚以上や両国関係における主要な出来事に関する180枚の写真が展示されている。
また、virtualexpo.jogjaprov.go.idのアドレスで開催されているオンラインの写真展では、上記の230枚以上の写真に加えて、ドキュメンタリー映画「ホー・チ・ミン主席とスカルノ大統領の友情-ベトナムとインドネシアの友好団結」が閲覧者に紹介されている。
グラタマプスタカ図書館で実開催の写真展は12月13日まで開催される予定である。
ジョグジャカルタ特別州は、インドネシアで有名な観光と教育の地であり、100以上の大学や研究機関、そして、世界最大の仏教寺院ボロブドゥールなどの多くの観光名所がある。さらに、ジョグジャカルタは投資とビジネスにとっても魅力的な場所でもある。
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( 翻訳者:桑原美卯 )
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