ベトナムの国家ブランド価値、世界最速で上昇
2020年12月23日付 VietnamPlus 紙
ブランドファイナンス社の国家ブランド価値2020の報告によると、ベトナムは昨年に比べて29%、価値が3190億ドルに上昇し、今年世界最速で国家ブランド価値を上昇させている。
イギリスの世界最大級の独立系ブランド価値評価機関・戦略的コンサルティング会社であるブランドファイナンス社は、国家ブランド2020(Nation Brands 2020)を発表した。それによるとベトナムは、昨年に比べて29%増え、価値が3190億ドルに上昇し、今年世界最速で国家ブランド価値を上昇させている。
ベトナムのランキングも、ブランドファイナンス社の国家ブランドトップ100のリスト内で42位から33位に上昇している。
ブランドファイナンス社は、SARS-CoV-2ウイルス感染によって引き起こされる急性呼吸器症候群のCOVID-19の感染者数やそれによる死者数が少ないことを「驚くべきことだ」と認め、ベトナムを評価している。
ブランドファイナンス社は「ベトナムは生産活動のための、東南アジア内でトップレベルの[魅力的な]場所[の一つ]として浮上し、日増しに投資家、特に中国から生産活動を移転しようと模索しているアメリカの投資家にとって魅力的な場所となっている。
ベトナムとヨーロッパ連合(EU)、そしてイギリスとの間の自由貿易協定は、ベトナムの各種経済活動、貿易、投資などの強化に役立っている」と述べた。
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ブランドファイナンス社は、各国の国内総生産(GDP)の予測やインフレ、一般経済の不安定さにCOVI-19が影響したため、2020年は世界中の国が試される年だったと評価している。今年の世界の国家ブランド価値上位100か国で合計13兆1千億ドルが、COVID-19によって失われた。
ブランドファイナンス社の今年の国家ブランドトップ10内に入った国は変わらなかったが、順位に少し変化があった。アメリカと中国はいまだにトップを牽引し、上から23兆7千億ドルと18兆7千億ドル以上になっている。日本は今年、順位を4位から3位にあげた。一方ドイツは3位から4位に下降した。
ブランドファイナンス社は、ロンドン(イギリス)を本部とする独立系ブランド価値評価機関・戦略的コンサルティング会社だ。1996年に設立され、現在は20か国以上で活動している。
毎年ブランドファイナンス社は、不動産や通信、おもちゃ、サッカークラブのブランドのランキングから、国家ごとの個別のブランドのランキングまで様々なレポートを発表している。
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( 翻訳者:秋山由莉奈 )
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