首相は、文化・スポーツ・観光省に、映画法（改正）、家庭内暴力対策法、文化遺産法（改正）、そして2030年までの文化発展戦略などの作成を主管するよう委任した。
　このたび、首相は、国の発展ニーズに対応するベトナム文化とベトナム人の確立と発展に関する2014年６月９日付第11期党中央執行委員会の決議の実施継続に関する2020年６月４日付第12期党政治局の結論の実施・展開計画を公布した。
　計画によると、首相は、文化・スポーツ・観光省に、映画法（改正）、家庭内暴力対策法、文化遺産法（改正）、2030年までの文化発展戦略、2030年までのベトナム家族発展戦略の作成を主管し、ベトナム文化芸術会に、「絶滅の危機に瀕している僅かな少数民族の文化的価値や民間文芸の保存と発揮」プログラムの作成を主管するよう委任した。
　計画には８つの任務があり、主要な解決策は以下の通りである。◆党の指導を強化し、プロパガンダ業務を促進し、祖国の建設と防衛事業における文化の地位と役割についての認識を貫徹し向上させる。◆国土の持続的発展ニーズに対応するベトナム文化とベトナム人の確立と発展に関する国家管理の効果を向上させる。◆全面的に発展するベトナム人の確立に焦点を当てる。◆健全な文化的環境、文化的生活の構築を促進する。◆政治文化と経済文化の構築を強化する。◆文化活動や芸術活動の質と効果を引き続き向上させる。◆著作権や関連する権利の保護を強化し、各文化産業を発展させる。◆文化に関して主体的かつ積極的に国際統合して人類文化の真髄を取入れ、ベトナムのイメージとベトナム文化を世界に紹介し広報宣伝する。
　具体的に、各機関・委員会・部門は、“愛国心、仁愛、義理、道理、忠実、団結、勤勉、創造”といった特性を持った家庭、学校、社会において、人格、道徳、生活についての教育活動の促進に焦点を当てる。国民、特に若者や児童青少年の文化に対する意識と行動を向上させ、文化的基準を高めるための教育を強化する。
　各機関は、各人と社会の人格の改善に向けて、嗜好、審美、徳育、配慮、智慧、生活力を見つけるような方向で文学や芸術の役割を発揮し、自主、自覚の意識、法を尊重、遵守し憲法と法律に従って生活して働く意識、環境保護に対する意識を持った暮らし方を構築し発揮し、自身や家族、社会に対する個人としての責任を明確にし、正しいこと、素晴らしいこと、積極的であること、高潔であることの価値を認め、敬い、誇り高く美しいことの価値と品格を広げていく。
　政治文化と経済文化の構築を強化するための任務と方策に関し、各機関は、党建設と党の綱紀粛正、党の思想基盤と道徳を守ることを重視し、党内や国家機関内からの文化の構築を重んじ、“ホーチミン思想、道徳、慣習に従って学び働く”ことを推進し、職業に関する思想と道徳についての教育を強化し、健全で民主的で団結して品格ある公務文化と行政機関としての文化を構築し、官僚主義、派閥主義、日和見主義と利益主義に抵抗する。
　各機関・委員会・部門は、清廉で強固な政治システムを構築し、幹部や党員、特に指導幹部やリーダー、教育事業に携わる人々、芸術家、コミュニティや社会で大きな影響を与える人々に模範を示せるよう各規定を厳守する。
　各機関は、デジタル政府の方向に向かって電子政府の構築を推し進め、行政改革を行い、企業と住民に資する行政手続処理のプロセスを公開し、また社会の異見反映の仕組みを使って全ての政治システムの活動を透明化できるようにする。

Tweet

この記事の原文はこちら

　同じジャンルの記事を見る

（ 翻訳者:佐々木愛佳 ）
（ 記事ID:5740 )