VPJ、在日ベトナム人のために仕事をつなぐ
2020年12月25日付 VietnamPlus 紙


 在日ベトナム人プロフェッショナル・コミュニティ(Vietnamese Professionals in Japan - VPJ)は、ベトナム人を支援するためのプログラム「VPJメンタリングプログラム2020」を完了した。

 ベトナム通信社東京支局の記者によると、在日ベトナム人プロフェッショナル・コミュニティ(VPJ)はベトナム人、特に日本で就職活動をする留学生を支援するためのプログラム「VPJメンタリングプログラム2020」を完了した。
 「VPJメンタリングプログラム2020」のメンバーであるディン・ティ・タイン・タインさんは、ベトナム通信社の記者に対して次のように述べた。「ベトナム人にとって、言語、文化、就職活動の慣例の違いは、日本での就職活動の際の最大の障害の一つです。さらに2020年は、新型コロナウイルス急性呼吸器症候群の流行により、大学による学生への就職活動の支援も制限されており、企業も徐々にオンラインでの面接に方向を転換しました。そのため、VPJはこのプログラムを実施しました」。
 「VPJメンタリングプログラム2020」は9月9日より開始され、30名の応募者の中から卒業間近の学生と転職希望者19名が選ばれた。3か月以上にわたる展開期間中、参加者はVPJの専門家から、履歴書の修正方法、個人のプレゼンテーションビデオ課題の完成方法、面接への回答方法と採用者の目に留まる秘訣についてアドバイスを受けた。組織委員会からの課題とアドバイザーからのコメントを通じて、候補者は日本の就職活動に十分に備えるために、自分の長所と短所を認識した。プログラムは、現在日本の企業で人事採用担当についているゲストが参加する模擬面接を行った12月21日で終了した。
 このプログラムの参加者であるターイ・ハーイ・ガンさんは、「VPJ メンタリングプログラム 2020」の評価について、次のように述べている。「私がこのプログラムに参加したのは、自分の求職応募スキルを磨きたかったからです。私は転職中なのですが、日本での求職応募・面接の経験はあまりありませんでした。プログラムに参加する過程で、日本の人材派遣会社の実際の面接を受け、この専門家から多くの有益なアドバイスを受けました」。
 一方、日本で留学3年目になるベトナム人留学生のグエン・キウ・ヴィさんは、「『VPJメンタリングプログラム2020』が自分自身を発見するのに役立ちました。VPJの専門家は、私が自分の長所と短所を理解するのを助けてくれただけでなく、長所を伸ばすよう導いてくれました」と語った。
 ベトナム人コミュニティをつなぐことを目的として、2017年に設立されたVPJは、経験とキャリア開発の機会を共有する架け橋として、在日ベトナム人のコミュニティの価値の向上に貢献している。これまでに、VPJは、2019年ベトナム知識フォーラムやキャリアセミナー「キャリアシェアリング」など、日本のベトナム人をつなぐための多くのイベントの主催の担当・参加を行っている。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:桑原美卯 )
( 記事ID:5747 )