2022年～2025年の段階における多面的貧困基準

　2022年～2025年の段階において、ベトナムは、2021年の政令が定める規則に従って、新たに幅広い貧困基準を適用する。政令は2021年3月15日に発効される。

　　　　　　　　　　　　　　　　貧困基準
　　　　　農村　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　都市
　　　　　　　　　　　　　　　　　
1人当たり150万ドン以下/月　　←　収入　→　　1人当たり200万ドン以下/月


　　　　　　　　　　　　　基本的な社会サービスの
　　　　　　　　　　　　　不足レベルを測る指数
不足レベルの指数が3以上　　　←　　　　→　　不足レベルの指数が3以上




各世帯の基本的な社会サービスの不足レベルを測る12の指数

（1段目左から）
＋仕事：1人以上が無職、あるいは労働契約がない
＋世帯内の被扶養者*：世帯員の総数の50％を超える
＋栄養：16歳未満の子ども1人以上が栄養不良のために年齢相応の身長や体重に達していない

（2段目左から）
＋若者の教育レベル：16歳～30歳までの1人以上が、年齢相応の訓練課程に参加していない、あるいは教育訓練の修了資格や証明書を有していない
＋子どもの通学状況：3歳～16歳未満の子ども1人以上が年齢に相応しいレベルの学校に通うことができていない
＋医療保険：6歳以上の子ども1人以上が医療保険に加入していない

（3段目左から）
＋住居の質**：耐久性のない一軒家/賃貸住宅に住んでいる
＋1人当たりの住居の平均面積：1人当たり8㎡よりも小さい
＋衛生的なトイレ：衛生的な汲み取り式トイレ/水洗トイレを使用していない

（4段目左から）
＋生活用水の供給源：生活の中で、清潔な水にアクセスすることができない
＋通信サービスの利用：1人の世帯員もインターネットサービスを利用していない
＋情報アクセスの手段：情報アクセスの手段を一切有していない（テレビ、ラジオ、パソコン、携帯電話...）


*子ども（16歳未満）、高齢者、毎月の社会保障手当を受給している障がい者
**3つの主な構造（壁、柱、屋根）のうち２つが耐久性を欠いた素材で作られている

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（ 翻訳者:鎌野天衣 ）
（ 記事ID:5879 )