グエン・スアン・フック氏、国家主席に選出


第14期国会にて、第13期党政治局員および第14期国会議員のグエン・スアン・フック氏が2016～2021年を任期とするベトナム社会主義共和国国家主席に選出された。


4月5日午前、出席国会議員468人中468人の賛成により（国会議員総数の97.5％）、国会はグエン・スアン・フック氏を2016～2021年を任期とするベトナム社会主義共和国国家主席に選出する決議を可決した。

決議は「第14期国会は、第13期党政治局員であり第14期国会議員のグエン・スアン・フック氏を2016～2021年を任期とするベトナム社会主義共和国国家主席に選出した」と明記した。決議は国会で可決後、発効した。

これより先、本会議の冒頭で、チャン・タイン・マン国会常任副議長が国会常務委員会を代表して、国家主席選出に関する人事案について、各議員団による協議の結果を報告し、その後、説明を行い、国会議員の意見を取りまとめた。

その後、国会は国家主席候補者名簿に関して審議、採決を行った。採決は秘密投票で行われた。

開票管理委員会による開票結果の発表を受け、グエン・ハイン・フック国会事務総長は2016～2021年を任期とするベトナム社会主義共和国国家主席の選出に関する決議案を提出した。国会は同決議案を審議し、可決した。

グエン・スアン・フック氏は1954年7月20日生まれ、クアンナム省出身。政治理論レベル：上級（訳注）、専門レベル：経済学士。第11、12、13期の党政治局員、第10、11、12、13期の党中央委員、第11、13、14期の国会議員を務める。



（訳注）政治理論レベル：政治分野における雄弁さや外交能力のレベルのことを指す。深遠かつ広範な知識の有無によって評価され、その知識にはレーニン・マルクス主義、ホーチミンの思想、党の歴史、国家政治と党の建設、政治学などが含まれる。国の統治制度によって基準が定められている。

（参考）第14期国会および政府の任期は2016～2021年。2021年1月に開催された第13回ベトナム共産党大会での党指導部の新人事に合わせ、第14期国会の最後の会期となる今国会において、国会および政府の人事も刷新されたが、任期は第14期の残りの期間。今年5月23日に予定されている国会議員選挙を受けて召集される第15期国会（任期：2021～2026年）で新たな国会および政府の新人事が行われる。

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（ 翻訳者:國島三四郎 ）
（ 記事ID:5894 )