ビナミルク、世界の乳業メーカートップ50で6ランクアップ
2021年04月20日付 VietnamPlus 紙
ビナミルク、世界の乳業メーカートップ50で6ランクアップ
世界の乳業メーカートップ50リストに東南アジアから唯一ランクインしているビナミルクは、“COVID-19（コロナ）の波”を乗り越えて引き続きランクアップを果たし、しかも6ランクも浮上したことで強烈なインパクトを与えている。
ビナミルクは世界の乳業メーカートップ50の中で東南アジア唯一ランクインしただけでなく、ランキング上で6ランクアップという目覚ましい成績を残した。
ベトナム市場において、ビナミルクは乳業ナンバーワンブランドの座と8年連続「ベトナム消費者に最も選ばれるミルクブランド」を維持している（ニールセン社およびカンタール・ワールドパネル調べ）。
世界ランキングの飛躍的な上昇
プリムソルの統計によると、ビナミルクは2017年、ベトナム企業として初めて世界の乳業メーカートップ50リストにランク入りした。
ビナミルクは過去数年間の国内外市場における持続的な成長により6ランクアップを果たすとともに、ベトナムのみならず東南アジア唯一のランクインとなった。
（統計図＋説明イメージ）
【ビナミルク概況】
13工場 13農園 乳牛15万頭
250種類以上の製品 56か国へ輸出
【2017-2020年度財務データ】
（単位：10億ベトナムドン）
・Doanh thu : 売上高
・Vốn chủ sở hữu : 株主資本
・Tổng tài sản : 総資産
≪ビナミルク概況と財務データ≫
特筆すべきは、トップ50リストにはアメリカ、ニュージーランド、ヨーロッパなど乳製品業界を率いる国々の企業のほか、中国、日本、韓国、台湾、インド、そして唯一の代表ビナミルクを擁するベトナムを含むアジアの国々がランクインしていることだ。
COVID-19（コロナ）による多くの課題に見舞われた2020年を経ての6ランクアップは、ビナミルクの開発戦略の堅実さを示す結果となった。2020年、COVID-19（コロナ）への適切な対応戦略により、ビナミルクは好業績を収めた。
2020年度末の売上高は59兆7230億ドンとなり、2019年度同期比で5.9％増、2017年度同期比で17％増となった。
これまでビナミルクは消費者向けに新製品を続々と発表しており、「ビナミルクグリーンファーム100%フレッシュミルク」や「ツバメの巣入り牛乳」、高級フルーツジュース「フルーツラブ」やフルーツ牛乳「ヒーロー」のような画期的な製品も多い。
新しく、高品質で、栄養に関するニーズに応える製品を次々と発表したことにより、ビナミルクは、8年連続「ベトナム消費者に最も選ばれるミルクブランド」であり、牛乳・粉乳・練乳といった国内乳製品市場の主要分野でトップに立つとして、カンタール・ワールドパネルから引き続き評価された（ニールセン社レポート）。
ベトナム国内において乳業ナンバーワンブランドとしての地位を明確にしただけでなく、ビナミルクは、その製品・ブランドを世界の多くの市場へと拡大してきた。
ビナミルクはこれまでに56の国と地域に製品を輸出しており、輸出総額は24億ドルを超えている。
2017年から現在までに、輸出による売上高は継続して好成長を記録しており、並行して新たな輸出市場の拡大も進めている。
直近では、2021年度第一四半期のビナミルクの輸出額は前年同期比８％増に達すると予想されている。
持続可能な開発の志向
ベトナム市場で首位の座を維持し、世界の乳製品業界内で引き続きランクアップできるよう努める中で、ビナミルクは今後コーポレート・ガバナンスと持続可能な開発を強化していくことを明確にした。中でもビナミルクが構築する持続可能な開発戦略によって、経済・社会・環境の持続可能な価値を守っていきたいとしている。
ビナミルク最高経営責任者のマイ・キエウ・リエン氏は次のように発表した。：「生産とビジネスの安定性を維持することに加え、ビナミルクは関係各所との結束と価値共有をより強化していきます。世界の乳製品業界の先進モデルに従い、ビナミルクは持続可能な開発の方針を定めます。そこから、研究開発、農場システム、工場から調達まで、バリューチェーン内すべてのセクションに対する行動計画と具体的な構想を展開していきます。」
ビナミルクの力強い成長を助けた戦略の一つが、近代的、大規模かつ国際標準に合う酪農システムへの投資である。
現在ビナミルクはベトナムに酪農場を13か所、ラオスに酪農場組合を1か所所有している。ビナミルクが管理・搾乳を行う乳牛の規模が15万頭以上であり、展開中のプロジェクトの中で2022-23年度までに2万頭の乳牛が追加される見込みである。
2021年初、ビナミルクはクアンガイ、タインホア、タイニン各省に「エコ農場ビナミルクグリーンファーム」を建設すると発表した。
このエコ農場モデルは、持続可能な方針に基づく酪農業開発行程の中で、ビナミルクにとって新たな一歩であり、将来的に拡大される見込みだ。
エコ農場システムは、新しく市場に登場した高級ライン「ビナミルクグリーンファーム100%フレッシュミルク」の原料となる生乳を供給する。
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この記事の原文はこちら
（ 翻訳者:國島三四郎 ）
（ 記事ID:5927 )