グエン・コー・タイック-現代ベトナム外交の基礎を築いた人物
2021年05月15日付 VietnamPlus 紙


グエン・コー・タイック-現代ベトナム外交の基礎を築いた人物


故グエン・コー・タイック外務大臣は、孤立から脱却したベトナムを築き世界経済に参入するための、最初のレンガのような大きな功績を暗黙のうちに積み重ねた。



グエン・コー・タイック
-現代ベトナム外交の基礎を築いた人物-

本名:ファム・バン・クオン
誕生日:1921年5月15日
忌日:1998年4月10日
出身地:ナムディン省

政治局員:第6期
党中央委員:第4期、5期、6期
国会議員:第7期、8期
外務大臣(1980年2月~1991年7月)
金星勲章
ホーチミン勲章



聡明で創造的、戦略的ビジョンを持った外交官。戦争終結に関するパリ和平協定(1973年)の締結と実現において多大な貢献を果たし、ベトナムに平和を取り戻した*。

禁輸措置を解除し国土発展に向けた平和的環境を作るため、党の対外方針を円滑に実施すべく、1980年から1991年にかけて首席補佐として多くの外交構想を展開した。

世界と地域の地政学的動向を確実に判断し、ドイモイ期の国の対外政策の展開にあたり突破口を生み出した。大国や重要な国際機関を含め、ベトナムの各国との国交正常化を進めるとともに外交関係の拡大を推進した。

国内の経済・社会の実情をしっかりと把握し、世界の動向と経験を研究して、ドイモイ事業の普及に務めた。

経済に貢献する任務として外交分野を一つの中核に引き上げるなど、外交分野におけるドイモイ政策実施の先駆者となった。


*アメリカとのパリ和平協定交渉に際しレ・ドゥック・ト同志を補佐

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( 翻訳者:秋山由莉奈 )
( 記事ID:5956 )