ドイツ共産党、ベトナムのダイオキシン被害者支援を宣言
2021年05月11日付 VietnamPlus 紙
枯葉剤/ダイオキシンの後遺症を受けた子供たちの介護
枯葉剤/ダイオキシンの後遺症を受けた子供たちの介護

ドイツ共産党、ベトナムのダイオキシン被害者支援を宣言


ドイツ共産党は、チャン・ト・ガさんとすべてのベトナムのダイオキシン被害者に対する深い連帯感を示し、ベトナム人民に痛みを引き起こした犯罪に関して報じ続けると宣言した。



5月10日、ドイツ共産党(DKP)は、チャン・ト・ガさんとベトナムのダイオキシン被害者の多国籍化学メーカー14社に対する歴史的な訴訟を支援することを宣言した。

在独ベトナム大使館とベトナム通信社ベルリン支局に宛てた宣言の中で、ドイツ共産党は以下のように発表した。「5月10日、パリの裁判所は、ベトナム戦争時にダイオキシンを使用することで損害を引き起こしたとして、ベトナム系女性チャン・ト・ガさんがダウ・ケミカルやバイエル(モンサント)など多国籍企業14社を訴えた訴訟を判決するに十分な権限をこの法廷は有していないとする判決を出した。」

「DKPは、この判決が、今日に至るまでベトナム戦争でアメリカ軍が実行した化学戦争の深刻な被害に耐えている何百万ものベトナム人民を再び見捨てることになると認識している。」

ドイツ共産党はベトナム人民に痛みを引き起こした犯罪に関して報じ続けることを強調すると同時に、以下のように明言した。「我々はチャン・ト・ガさんとすべてのベトナムのダイオキシン被害者に対する深い連帯感を示す。」

ドイツ共産党の宣言は、ベトナムのダイオキシン被害者に対するドイツ共産党員の関心と分かち合い、共産党の人々の高い国際的連帯感を表している。

以前にも、ブルドン弁護士事務所は、チャン・ト・ガさんとベトナムのダイオキシン被害者と「常に共にある」であろうこと、ト・ガさんが「最後まで闘い続ける」ために健康を維持することを望むと言明している。

ト・ガさんは、フランスのエヴリー重罪裁判所での訴訟を判決するに十分な権限を有していないという判決の後、上級裁判所に再審を公訴した。

ウィリアム・ブルドン、エメリー・レフェーヴル、バートランド・リポート弁護士は、10年以上にわたりト・ガさんを支援しており、彼女の訴訟の判決に「十分な裁判権を有していない」という5月10日のエヴリー重罪裁判所(パリ郊外)の判決が、統一された裁判権原則の時代遅れの定義の適用であり、国際的及び国家的な法律の現代的な原則に反すると言明している。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:渡邊大智 )
( 記事ID:5969 )