選挙に関する法律に違反した者は罰せられる
2021年05月22日付 VietnamPlus 紙
選挙に関する法律に違反した者は罰せられる
国会議員及び人民評議会議員選挙法第95条の規定に基づき、刑法典は選挙に関連する2つの違反行為を具体的に規定している。この2つの罪とは、選挙、被選挙又は国が国民投票を行う際に表決する公民の権利を侵害する罪(第160条)と、選挙結果、国民投票結果を誤らせる罪(第161条)である。選挙に関する法律に違反した者は、最大で3年以下の罰則を受けることになる。
●選挙、被選挙又は国が国民投票を行う際に表決する公民の権利を侵害する罪(第160条)
・詐欺、買収、強要その他の手段で公民が選挙権、被選挙権又は国が国民投票を行う際の表決権を行使するのを妨害した者は、1 年以下の非拘束矯正又は 3 か月以上 1 年以下の懲役に処す
・以下の場合のいずれかに該当する者は、1年以上2年以下の懲役に処す。a) 組織的である場合 b) 職務、権限を濫用した場合 c) 選挙、再選挙の期日を遅らせるか、国民投票を遅らせた場合
●選挙結果、国民投票結果を誤らせる罪(第161条)
・選挙を組織、監督し、国民投票を組織する責任を有しているが、書類の偽造、票の不正操作その他の手段を用いて選挙結果、国民投票の結果に誤りを生じさせた者は、2 年以下の非拘束矯正又は3か月以上2年以下の懲役に処す。
・以下の場合のいずれかに該当する者は、1年以上 3年以下の懲役に処す。a) 組織的である場合 b) 選挙又は国民投票を再実施しなくてはならなくなった場合
いずれの場合も、1年以上 5 年以下の期間、一定の職務への就業禁止を受けることがある。
国会議員候補者及び人民評議員候補者は、選挙に関連する違反行為を行った場合、正式立候補者名簿から抹消される。また、当選した場合でも、国会議員、人民評議会議員の資格を認められない。
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( 翻訳者:坂入菫 )
( 記事ID:5988 )