新型コロナウイルスで南北統一鉄道の上下線、追加運休


新型コロナウイルスによる旅客減少を受け、5月14日から南北統一鉄道は、SE3/SE4上下便とSE7/SE8上下便（下記【注】参照）のみの運行となる。



新型コロナウイルス感染症による影響で、鉄道部門はハノイ－ホーチミン市間を走るSE5/SE6上下線の運休を発表した。

5月12日以降のハノイ発SE5号と、5月14日以降のサイゴン発SE6号を一時的に運休する。SE5号、SE6号の乗車券を持つ旅客は、発車時刻までに駅へ連絡することで、手数料なしで、キャンセル、または、列車の変更ができる。

以上のことから、5月14日から南北統一鉄道は、SE3/SE4上下便とSE7/SE8上下便のみの運行となる。

具体的に、ハノイ発ホーチミン市行きSE3号は、ハノイ駅を毎晩19時25分に出発、同SE7号はハノイ駅を毎朝6時に出発する。ホーチミン市発ハノイ行きSE4号は、サイゴン駅を毎晩19時25分に出発、同SE8号はサイゴン駅を毎朝6時に出発する。

感染防止対策を強化するため、駅に到着した全旅客車両は、次に旅客を乗せるまでに消毒と拭き掃除を行う。また、鉄道部門は全駅で環境衛生を強化し、殺菌を行い、駅構内の全てのエリアに手洗い用の液体石鹸や殺菌液を設置している。

鉄道部門はまた、全従業員に対し、就業中のマスク着用、市民や旅客に向けた構内アナウンスによる感染防止対策の周知の強化、駅構内での手続きにおける保健省の指示に基づく「5つのK」の遵守を要請している。「5つのK」とは、マスク（Khẩu trang）・消毒（Khử khuẩn）・ソーシャルディスタンス（Khoảng cách）・密集しない（Không tập trung）・医療申告（Khai báo y tế）の頭文字が「K」からなる、感染症防止対策において守るべき5つの事柄を表したもの。

自身と公衆の安全を保証するために、鉄道部門は旅客に対し「5つのK」を遵守すること、常に消毒液か滅菌石鹸を用いて手を洗うこと（駅や車内に設置）、駅構内や車内でのマスクの着用、そして必要な場合を除く車両間の往来の制限などを勧告している。

また、鉄道部門は感染症の状況を継続的に更新し、旅客ニーズに見合った運行計画を立てていく。



【注】ハノイーホーチミン市間を走行する南北統一鉄道の鉄道便は、ほぼ同時刻にハノイとホーチミン市をそれぞれ出発する便を１セットとし、「SE1/SE2号」等と表記され、1運行本数とされる。SE3号とSE7号はハノイ発ホーチミン市行き便、SE4号とSE8号はホーチミン市発ハノイ行き便で、SE3/SE4号、SE7/SE8号はほぼ同時刻にハノイとホーチミン市をそれぞれ出発する。

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（ 翻訳者:乙川巧磨 ）
（ 記事ID:5991 )