VinFast社、電気自動車用の全個体電池の生産でProLogium社と協力
2021年03月03日付 VietnamPlus 紙
VinFast社の電気自動車VF31
VinFast社、電気自動車用の全個体電池の生産でProLogium社と協力
これはVinFast社の電気自動車用電池技術の自社生産に向けた戦略的な第一歩であり、将来の先進的なスマート電気自動車を研究・開発するための前提となる。
2021年3月3日、VinFast製造・ビジネス有限会社(「VinFast社」)と台湾のProLogiumテクノロジー社(「ProLogium社」)、は戦略的提携に関する覚書きを締結した。それによれば、VinFast社は、ベトナムにおいて固形電池(Solid-state battery)生産のためProLogium社の特許使用権を獲得した。
合意に基づき、VinFast社とProLogium社は、ベトナムで電気自動車用の固形電池を生産する合弁会社を設立する予定である。
この合弁会社には、特許を使用して、ベトナムにおいてCIM/CIPの固定電池パッケージの生産を行うためにProLogium社のMAB(多軸両極技術)の固形電池パッケージの技術使用が認められる。
これはVinFast社の電気自動車用電池技術の自社生産に向けた戦略的な第一歩であり、将来の先進的なスマート電気自動車を研究・開発するための前提となる。
ProLogium社は、2013年以降、固体電池技術の商業化において世界の最先端を行く企業であり、2017年には、自動車に応用した固定電池技術のテストラインを持つ世界初の企業となった。
現在まで、ProLogium社製の自動車用固形電池は、世界一の自動車市場であるヨーロッパと中国で安全性に関する数多くの試験をクリアしてきた。
ProLogium社は、自動車の新たな電池技術をテストするために世界トップクラスの各電気自動車メーカーとも協働しており、2023年から2024年にかけて運用と量産を開始する予定である。
固定電池の使用は、Vinfast社製造の各車種の航続距離をより長くし、充電時間も短縮して、バッテリーを充電できる合計回数を増やすことにつながる。
ProLogium社との提携は、VinFast社にとって世界的に人気のあるスマート電気自動車ブランドになるという目標に向けた新たなステップとなる。
以前、VinFast社は、レベル2〜3の自動運転技術を備えた初の電気自動車であるVF31、VF32、VF33という名前の3モデルを発表し、今年の終わりまでに電気バイクと電気自動車用の充電ステーションを40,000箇所以上設置する目標で、全国に充電ステーションシステムの設置を進めている。
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( 翻訳者:岡部紘平 )
( 記事ID:6005 )