ライチ3600トン、ラオカイ省の国際国境ゲートから輸出される


生鮮ライチの輸出に対しては、税関は企業に対し前日から申告書を提出するよう案内し、翌朝国境ゲートが開いた時にはすでに申告書ができていて輸出できるようにしている。



5月25日午前、ラオカイ省税関局ラオカイ国際国境税関支局の指導部は、5月8日から5月24日にかけてハイズオン、バックザン、ビンフックのライチ3600トンが、ラオカイ省のキムタイン陸路国際国境ゲートを抜けて中国へと輸出されたと述べた。輸出量は1日平均200から250トンで、210万米ドルに相当する。

ラオカイ省国境ゲートで企業が円滑にライチを輸出できるよう、税関は国境ゲートにおいて、国境ゲートの規則を厳守しているかどうかの検査の強化、運搬車両量の調整の監視、電子税関申告のサポート、特に税関の素早い安全な通過を確保するための新型コロナウイルス対策など、同時に複数の解決策を実施している。

ドライバーに対しては医療申告、体温測定が義務であり、国境区域の集合場所で様々な感染対策を行なっている。

ラオカイ省クアンミン貿易会社ヴィ・ハイ・イェンさんは、新型コロナウイルスの複雑な状況のために、今年の輸出は多くの困難に直面しているが、キムタイン陸路国際国境ゲートの担当各機関や委員会は、企業に対して多くの便宜を整えているし、税関は、企業のために税関手続きをより早く行うべく普段よりも早めに出勤していると述べた。

また、感染地域から運搬されたライチは、感染を防ぐ目的で消毒する必要があるため、税関は運搬車の発着所に便宜を整え、また最も早く且つ便利にライチを運べるよう倉庫にも便宜を整えている。

ラオカイ省税関グエン・テ・フン副支局長によると、ライチの輸出に対しては、税関は企業に前日から申告書を提出するよう案内し、翌朝国境ゲートが開いた時にはすでに申告書ができていて輸出できるようにしている。

こうした措置は、商品の通関を迅速にし、国境ゲート付近における混雑を避け、中国市場に出すベトナム産果物の輸出の時間と質を守ることに役立つ。

今年の初めからこれまで、税関のこうした解決策のおかげで、ラオカイ省国境ゲートにおける輸出は比較的に安定的に行われている。

2021年の初めから、5月15日までの輸出総額は5億7900万ドルを超えており、このうちドラゴンフルーツ、マンゴー、ジャックフルーツ、スイカといった果物と木板の輸出総額はおよそ4億ドルに達した。輸入額については、コークス、農産物、果物が1億8000万ドルに達した。

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（ 翻訳者:渡邊大智 ）
（ 記事ID:6024 )