新型コロナウイルス: 鉄道部門、旅客輸送収益約50%落ち込む
2021年06月08日付 VietnamPlus 紙
新型コロナウイルスの影響で鉄道業においては南北鉄道1上下便しか運行していない
新型コロナウイルス: 鉄道部門、旅客輸送収益約50%落ち込む
現在新型コロナウイルスの影響で、全鉄道網で鉄道部門は統一鉄道SE7/8の1上下便しか運行しておらず、地方の鉄道は運行していない
新型コロナウイルスの影響により、年始から現在にかけてベトナム鉄道総総公社(VNR)の旅客輸送収益は大幅に落ち込んだ。
VNRの統計によると、乗客数は1,147,813人で昨年の同時期と比べて64.6%に相当する。旅客収入は4000億ドン以上で、51.4%であった。5月のみを計算すると、乗客数は132,300人で昨年の同時期のわずか48.4%となっている。旅客収入は447億ドンで、55.4%である。
2021年5月中は393本の鉄道が減便され、その中で統一鉄道は38本、地方の旅客列車が355本であった。全鉄道網で鉄道部門は統一鉄道SE7/8の1上下便しか運行しておらず、地方の鉄道は運行していない。
この状況の主な原因は国中の多くの省で発生した新型コロナウイルス第4波である。バクニン省、バクザン省、ハノイ、ホーチミン市など、感染者が多く、クラスターが発生した一部地方は大きな影響を受けており、首相指示15号及び16号に従って社会的隔離が行われている。
一方、多くの省や市では感染が発生している地域からの乗客の受入・送出の制限を規定しており、感染地域から戻ってきた人は14日から21日間の隔離を行う必要がある。感染予防規定を実施して人々は往来を控え、鉄道業は多くの旅客列車を減便する必要があったため、鉄道の乗客数が大幅に落ち込んだ。
【注:SE7号はハノイ発ホーチミン市行き便、SE8号はホーチミン市発ハノイ行き便で、通常は、ほぼ同時刻にハノイとホーチミン市をそれぞれ出発する。SE7号と SE8号は1セットとして「SE7/8号」等と表記される。】
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( 翻訳者:松倉むつき )
( 記事ID:6025 )