ジョコ大統領とムハンマド・ビン・ザーイド皇太子、首都移転についての会談
2021年11月04日付 Kompas 紙
アブダビ皇太子と対談するジョコ大統領
ジャカルタ、Kompas.com配信
去る11月3日アラブ首長国連邦の首都アブダビにあるアールシャティ宮殿にてジョコ・ウィドド大統領がアブダビ皇太子であるムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン氏との両国首脳対談を行う計画を立てた。
両首脳が行う会談の内容の一つがインドネシアの新首都建設についてである。
「ジョコ大統領とムハンマドアブダビ皇太子は協力の強化と新首都建設の実現に注力することを確認した。両首脳は技術分野の会議を強化し継続することに合意した」2021年11月4日レトノ・マルスディ外相はYouTubeでの会見で述べた。
「両首脳は新首都の建設についての議論を特に強化し続ける方針である」とレトノ外相は続けた。
レトノ外相は両首脳の会談は2時間30分程にわたって行われたと説明した。
新首都における協力に加えて、両首脳はG20や様々な問題について討議した。
再生可能エネルギーや、新首都の建設、投資、そして貿易などの分野における協調に関しても話し合われた。
「第二に話し合われたのは、トラベルコリドー(TCA)協定であった。インドネシアは、2020年7月29日以来UAEとTCAを結んでおり、これはパンデミック下においてインドネシアが初めて結んだTCAの1つであった。」と、レトノ外相は述べた。
「そして、ワクチンと保護政策綱領、つまりTCA協定を強化しなければならない。」と彼は続けた。
そのため、双方の側は、ワクチン認定書の相互承認と旅行保護政策綱領の統合により、TCAを強化するよう合意した。
レトノ外相は、「インドネシアが議長国を務める、来る2022年にバリで開催されるG20サミットのゲストとして、ハンマドアブダビ皇太子を招待する事をジョコ大統領は忘れていなかった」と付け加えた。
このムハンマドアブダビ皇太子との会合は、ジョコ大統領の訪問の際の公務の一つである。
その後、ジョコ大統領はアラブ首長国連邦のジョコ・ウィドド大統領通りのインドネシア共和国大使館の新しいオフィスやジョコ・ウィドドモスクなどのインフラ開発計画の視察をする予定である。
同大統領は、視察と同時に植樹を行うためにジュバイルマングローブパークへの訪問が予定されている。
アブダビでの2日目の一連の訪問を終えたジョコ大統領は、UEAの重要人物や実業家との会合を行う。
アブダビを訪問する大統領に同行したのは、エアランガ・ハルタルト経済担当調整大臣、ルフット・ビンサル・パンジャイタン海事投資調整大臣、レトノ・マルスディ外務大臣、エリック・トヒルSOE大臣、バーリル投資/BKPM大臣、そしてラハダリア、プラモノ・アヌン内閣官房長官だった。
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( 翻訳者:岡野悠人 )
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