2021年9月の歳入、10.75％増


財政省によると、COVID-19流行による深刻な影響を受けながらも、2021年年初の9ヶ月間の国家歳入は順調に予算を執行するとともに、依然として昨年同期と比較して昨年同期を上回る増加が確実となることが見込まれる。



10月14日、財政省は2021年の最初の9ヶ月における累積国家歳入は、予算の80.75%に相当する1,847兆ドンに達する見通しであり、この数値は、2020年の同期の歳入と比べて10.75%上回っていると発表した。

現時点での中央の歳入は予算の76.82%である。一方で地方の歳入は予算の85.56%である。なかでも国内収入は予算の77.5％に相当する878兆5千億ドンに達した。

COVID-19流行による深刻な影響を受けながらも、2020年末からの経済の成長傾向のおかげで、2021年年初の9ヶ月における国家歳入は依然として、順調に予算を執行するとともに、昨年同期を上回る増加が確実であると財政省は述べた。

9月の国家歳出の合計は116兆3千億ドンと推定された。2021年年初の9ヶ月の累積歳出は、予算の61.1%に相当する1,030兆5千億ドンと見込まれる。具体的には、開発投資額は国会が決定した予算の45.8%に相当する218兆5,500億ドンに達した。また、債務返済額は予算の72.1%に相当する79兆3千億ドンに達した。経常支出額は、予算の70%に相当する725兆3千億ドンに達した。

財政省によると、この9ヶ月間の歳出は予算に沿って執行され、また各機関が専門的業務の展開のため使用してきた。中央も地方も、COVID-19対策を優先して予算を配分してきた。

9月末までに、29兆1千億ドンの国家予算が、COVID-19対策およびCOVID-19の流行により困窮している人々の支援に使用されることが見込まれる。具体的な内訳は、COVID-19対策費が19兆7千億ドンで、困窮者への支援額が9兆4千億ドンとなっている。

歳入と比べ、歳出の方が少ないため、この9ヶ月における国家予算の収支はプラスである。財政省は、国家予算を有効活用しながら、債務元本の資金を確保するとともにこれを迅速に返済し、不良債権を再構築して市場が発展する方向性に貢献すべく、積極的に国債の発行の調整を行ってきた。

2021年9月末までに、計237兆7千億ドンの国債が発行された。これらは平均満期期間が13.21年で、平均年利が2.26%である。

本年年末の数ヶ月において、引き続き財政省は、2021年の政府決議に基づき、税に関する行政手続きの改革、開業条件の簡素化、租税管理の自動化を推し進め、警察や税関、市場管理機関と連携して、市場価格を緊密に管理し、国家歳入の損失を防止して、投資を奨励し誘引するため健全なビジネス環境の整備を進めていく。

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（ 翻訳者:新里フランコ ）
（ 記事ID:6169 )