カレン州知事に3年の刑が追加、合計で禁錮80年に
2021年12月26日付 その他 - ミッズィマ 紙


カレン州バアン刑務所で汚職法によって禁錮77年が科されているカレン州知事ドー・ナンキントゥエーミンに、刑務所内の裁判所が刑法第130条(a)によってさらに禁錮3年を命じたことが、刑務所内の裁判所と近しい人物のもとからわかった。
昨日12月22日に、バアン刑務所内裁判所が刑法第130条(a)によって禁錮3年を命じ、現在、カレン州知事に合計で禁錮80年の判決が下されている。
上記の刑法第130条(a)の件を、現在12月の間に合計2度法廷で聴聞した後に起訴し、最も重い禁錮3年の判決を下したことを、バアン刑務所内裁判所と近しいとある人物が認め、本紙に話した。
「今月中に起訴したのだ。先週出廷したと聞いた。そして今日判決が出た。最初1回目の裁判があり出廷した。2回目の開廷日に知事にこれに関してこのように起訴したと説明しなくてはならないはずだ。それなのに何も話さず法廷内からそのまま出ていき、開廷が1度取りやめになったと聞いた。この3回目の出廷日に判決が下されたのだ」と同氏が話した。
刑法第130条(a)は選挙で不正を行ったという事態を示すもので、カレン州選挙委員会が裁判所に訴えていた条項であり、最大の刑罰禁錮3年、あるいは罰金刑、もしくはその両方の刑罰を科すことができると法律に明記されている。
ナンキントゥエーミン知事には汚職法第55条、505条(a)によって11月9日に禁錮77年が科され、現在は刑法第130条(a)によって禁錮3年、合計で禁錮80年が科された。
クーデターを起こした軍評議会が最高刑の禁錮80年を言い渡した知事ドー・ナンキントゥエーミンは年齢が67歳で、クーデターが起きた後の2月8日に軍評議会が彼女を逮捕しバアン刑務所に拘束した。
ミャンマーで軍がクーデターを起こした後に、州、管区政府の知事(首相)、大臣らを含む、政治活動を積極的に行う者たちを軍評議会が逮捕、拘束し、多くの容疑で告訴した後に最高刑を科している。

ミッズィマ 2021年12月23日

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:K.Y. )
( 記事ID:6212 )