カオバン省：運転手不足で多くの農産物輸送車が国境で滞留

チャーリン国境地域にはベトナムから中国へ商品を運送するコンテナ車を運転する条件を満たす運転手が50人ほどしかいないため、多くの輸送車が国境で滞留している。


ここ数日間で、運転手不足で多くの中国向け輸出の農産物輸送車がカオバン省チュンカイン県チャーリン国境で滞留している。

このような状況を前にして、チャーリン国境警備隊はカオバン省人民委員会指導部に報告し、同時に商品輸出の困難を打破する解決策を見つけるために中国側と主動的に会談するよう省に提案した。

カオバン省は中国側に双方の出入国手続きの簡略化を検討するよう提案した。

また、COVID-19対策条件にしっかりと応じている国内の運転手は国境地域内での商品運送を可とすることを検討している。他方で、業務に対応できるコンテナ車運転手の養成を早急に実施することを検討している。

チャーリン国境警備隊のブイ・ティエン・ズン中佐によると、貨物が滞留し出国できない原因は二つある。

中国側が定める規定によると、COVID-19対策業務を確実に行うために、国境を越える貨物輸送車の運転を許可され、中国に入国できるのは、国境の住民である。彼らは国境地域の居住戸籍があり、国境区域住民証明書があり、中国に入国するために国境住民通行証を持っている。

この規定に従うと、チャーリン国境地域にはベトナムから中国に商品を輸送するコンテナ車を運転する条件を満たす運転手が50人ほどしかいないということになる。

1日に平均してドライバー一人当たり1台分の商品しか中国へ運べず、そのせいで国境において多くの輸送車が滞留している。

商品が迅速に流通しないもう一つの原因は、積み降ろしの人手不足にあり、貨物輸送車は長時間待機の上でやっと商品の積み降ろしが出来るのである。

チャーリン国境税関局副局長のノン・ホン・ディエン氏は、現在、冷凍海産物、生のジャックフルーツ、カシューナッツを輸送するコンテナおよそ300台が国境区域で滞留していると述べている。

国境地域に溜まっているトラックの数が非常に多く、解放されるのも遅いため、国境地域の5つの倉庫とヤードの容量を超えてしまった。

いくつかの貨物輸送コンテナ車はチャーリン町ナードンへの山道沿いに停車しなければならない。滞留しているコンテナの数は国境の各倉庫に深刻な負担をかけている。

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（ 翻訳者:石塚鈴音 ）
（ 記事ID:6221 )