新型コロナ対策で優れたモデルケースや手法
2021年10月17日付 VietnamPlus 紙


新型コロナ対策で優れたモデルケースや手法

新型コロナコミュニティチーム、巡回型医療ステーションモデル、3層モデルによる治療の分類などは、ベトナムにおける新型コロナ対策の優れたモデルケースや手法である。


(図)

新型コロナ対策の優れたモデルケースや手法


・新型コロナコミュニティチーム
コミュニティにおける各政治社会組織や団体を中核とした、ボランティア精神に基づく活動で、住宅地のボランティアの人々は地元の地方政府や公安の下に組織、管理され、医療部門の技術的な専門性についての指導を受ける。

・巡回型医療ステーション
感染症の流行地域に暮らす人々が、最速で医療サービスにアクセスできるよう設置され、地元から、タイムリーにより高度な治療を行う病院へ転院できるようにするためでもある。また、コミュニティにおける新型コロナの迅速な検査や、新型コロナのワクチン接種を行う。

・ハイリスクおよびリスクの極めて高い地域における、広範で高頻度な検査
感染事例を素早く発見、隔離し、感染拡大を抑える。感染者が早期に遠隔地や地元から医療サービスにアクセスできるよう支える。また、社会的隔離の実施範囲を絞り期間を短縮するために、それぞれの地域のリスクレベルを評価する。

・3層モデルによる治療の分類
レベル1:軽症・無症状のケースの治療。レベル2:中等症・基礎疾患・高リスク要素のある感染者を専門に収容する野戦病院や、そのための施設に転用された病院での治療。レベル3:重症・重篤な症例の治療。

・感染者(F0)に対する自宅療養の管理
保健省はホーチミン市と協力し、以下の3つの主要な活動を展開した。自宅やコミュニティで検査サンプルを採取する。薬を提供し、カウンセリングと健康管理をサポートする。自宅にいる感染者や家族に対して社会福祉を保障するために食料品を提供する。

・リモートカウンセリングサポート
リモートカウンセリングサポート(ホットライン電話、情報応答ソフトウェア)は、サポートの必要な人にヘルスケア情報へのアクセスを支援し、早期で最適なタイミングでの治療、転院、医療サービスへのアクセスを支援する。

・感染症対策における「3つ現場」の生産モデル
経済・社会の発展と感染症対策の2つの目標を実現するため、「3つ現場」(現場での生産・食事・宿泊)を実施する。これは、企業が感染症により活動を中断されることなく最小限の生産を維持するための優れた施策である。

・各組織・個人により研究され効果的に展開されている、多くのアイディア
バクザン省における住民に対する検査サンプルの自主採取の指導(その後、ホーチミン市にも積極的に拡大)や、サンプル採取作業の改善(冷却装置や固定された手袋が装備された採取する部屋の確保)。治癒した感染者(F0)を動員し、感染者の介助、世話に参加してもらうなど。


ベトナムの第4波は2021年4月27日に始まり、5か月以上続いたが、これまでのところ全国の感染状況は基本的にコントロールされている。

新型コロナ対策の優れたモデルや手法は、感染症のコントロールに貢献している。

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( 翻訳者:大西奈実 )
( 記事ID:6241 )