5月のベトナム訪問観光客、引き続き増加
2022年05月30日付 VietnamPlus 紙
ホイアンの旧市街を体験する観光客(国営ベトナム通信社)
5月のベトナム訪問観光客、引き続き増加
2022年の5ヶ月間にベトナムを訪問した観光客の合計のうち、空路で訪問した観光客は87.8%を占め、前年同期比で6.3倍高く、陸路は47%増加し、海路は50.8%減少した。
統計総局によれば、2022年5月にベトナムを訪問した外国人観光客は前月比で70.6%増加し、2021年同期比では12.8倍であった。
これはベトナムが観光を完全に開放して国際線航路が回復し、海外から多くの代表団がSEA Games 31 への参加のためベトナムにやってきたことの結果である。
2022年の5か月間で海外からベトナムへの観光客は2021年同期比で4.5倍に増えたが、それでもCOVID-19がまだ発生していなかった2019年の同時期と比べて95%減少している。
2022年の5か月間にベトナムを訪問した観光客の合計のうち、空路で訪問した観光客は87.8%を占め、前年同期比で6.3倍高く、陸路は47%増加し、海路は50.8%減少した。
また統計総局によると、2022年年初5か月間の宿泊施設と飲食サービスの売上は、人々の需要が高まった前年同時期に比べ15.7%増加した。さらにSEA Games 31の一連のイベントにより、この部門における2022年5月の収益は前年同期比で69.3%増加した。
過去5か月間の観光収入は、観光部門の活動が力強く回復し、SEA Games 31を通じ海外からの多くの代表団が受け入れられたことによって、前年同期比で34.7%増えた。
文化・スポーツ・観光省の観光総局は、世界経済フォーラムの最新レポートによれば、ベトナムの旅行・観光開発指数は、2021年には52位で2019年から8位上がり、世界で最も上昇した3つの国に入ると明らかにしている。
レポートはまた、ベトナムは点数の増加度合いが世界で最も高い国(+4.7%)であると明示している。ランキングの観点からみれば、ベトナムの観光は2019年と比べて8位上昇した(2019年のランキングの結果も開発指数に基づいて再算定された)。
ベトナムの他、インドネシア(12位上昇)、サウジアラビア(10位上昇)が旅行・観光開発指数の最も上昇した3か国である。一方で、タイが1位下落して36位、マレーシアが9位下落して38位、フィリピンが2位下落して75位になるなど、東南アジアの有名な観光地は下落した。
観光総局によれば、世界経済フォーラムの新しいアプローチによるベトナムの観光部門におけるランキングの結果は、柔軟で安全な対応、安全な観光活動を展開するための観光部門の絶え間ない努力など、ベトナムにおけるCOVID-19の感染対策が成果を上げていることが反映されているとのことである。ベトナムはまた、感染が十分に抑え込まれたあとすべての国内外の観光を再開すべく決定を適時に下した。
レポートはまた、持続可能な観光を復活させるにあたりデジタル技術が重要な役割を果たすことを強調している。オンライン旅行代理店(OTA)、シェアリングエコノミー、オンライン予約、電子決済、モバイル設備など、ますます多くの観光サービスがデジタルプラットフォームを通じて利用されてきている。これらによりさらなる利便性、選択肢、対面での接触の減少がもたらされ、観光客のシームレスな観光体験が増えてきた。
2022年4月27日から、ベトナムは医療申告に関する規定を廃止し、5月15日からは観光客の入国に伴うCOVID-19の検査義務を引き続き停止している。これにより、毎年9月からの外国人観光客のピーク時期に向けてベトナムに多数の外国人観光客を誘致するための、非常に開放的で有利な環境が整えられた。
【写真】ホイアンの旧市街を体験する観光客(国営ベトナム通信社)
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( 翻訳者:西片文哉 )
( 記事ID:6421 )