ヴー・ドゥック・ダム副首相、ベトナム戦争中に食糧や武器等の輸送運搬を担った旧軍人らと面会


クアン・ダー輸送運搬連絡委員会の各メンバーは、党と国家が、物質面と精神面から国家功労者の生活全般に多くの配慮を注いでくれていることに感動していると述べた。



６月８日午前、首相府において、ヴー・ドゥック・ダム副首相は、首都ハノイに上京しホーチミン廟を参拝しに訪れたクアン・ダー輸送運搬連絡委員会の旧軍人、かつての青年先鋒隊のメンバーらと面会した。

ダム副首相は、クアン・ダー輸送運搬連絡委員会と面会できたことを名誉であると表したうえで、党と国家は、国家功労者に対する制度や政策をより良く実現することを常に念頭に置いており、このことは、報恩感謝をする、井戸を掘った人の恩を忘れない、といった民族のかけがえのない伝統の精神を示すものであると強調した。

ダム副首相は、長きにわたり、わが国は類まれなる努力を尽くし経済成長を続け、世界で最も高い成長率を誇る経済グループに属するまでになったと述べた。同時に、わが国は文化、教育、医療の発展を重視し、生活の質の向上を目指し、民族の美しき文化・教育の伝統を維持し発揮することに努めてきたとも述べた。

ダム副首相は、党と国家が主権、平和、安定を堅持し、国際統合を深化させ、市場の開放と経済発展を進め、多国間協力の枠組みに積極的に参加し、地域と世界におけるベトナムの地位と国威を高め、国際社会から高い評価を得ることに貢献してきたと言明した。

国がより急速にかつより持続的に発展するためは、教育や人材開発のため、また科学技術のために大規模な投資を行う必要がある。ダム副首相は、これを通じて、ベトナムが強国となり世界各国と肩を並べられるようにとの、ホーチミン主席と民族の独立と自由のため犠牲となった何百万人もの英雄的戦死者の願いに沿って、ベトナムは飛躍的に発展するだろうと述べた。

ダム副首相は、クアン・ダー輸送運搬連絡委員会の旧軍人、かつての青年先鋒隊のメンバーたちが、引き続き頑強な革命の伝統を発揮して、常に次世代の手本となり信頼の礎となり、一層発展する祖国建設に尽くしていくと確信すると述べた。

委員会のメンバーたちは、首都ハノイ訪問中にホーチミン廟を参拝し、党、国家、各中央省庁の指導者から、熱意溢れる心のこもった歓迎を受けた。このことは、高齢となり衰弱したメンバーをはじめとする国家功労者に対する、力強く適切なタイミングでの鼓舞激励となった。

クアン・ダー輸送運搬委員会は1968年4月21日に設立され、国道A１号線やA２号線、ホアビン線において人民の心を結ぶ回廊の建設を担った。具体的には、ベトナム戦争中、食糧、武器、弾薬、党幹部、兵士などを輸送運搬した。

1973年、ハノイでのホーチミン廟の建設工事に呼応して、委員会は、第一線で活動していた兵士らを徴集して、何百ものノン・ヌオック石をハノイに運んで同廟の建設に貢献した。

ベトナム戦争の期間を通じて、クアン・ダー輸送運搬委員会の300名以上の兵士が犠牲となり、800名以上の兵士が負傷したり病気を患った。

国土統一の日以降、クアン・ダー輸送運搬委員会の確固たる青年先鋒隊出身者である約1000名のメンバーが結集して、クアン・ダー輸送運搬連絡委員会が設立された。彼らは模範的党員として、積極的に地方の建設に参加し、常に伝統を守って党活動を行い、困難な生活を乗り越えるよう各メンバーを慰労し勇気づけ、祖国の建設と防衛のため積極的に働くよう若者世代に教えてきた。

2014年12月、クアン・ダー輸送運搬連絡委員会は、人民武装勢力の英雄称号を授与される栄誉に浴した。多くの団体や個人が、党と国家から各種の誉れ高い勲章や徽章など名誉ある称号を贈られている。


【写真】ヴー・ドゥック・ダム副首相が出席者を労った（国営ベトナム通信社）

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（ 翻訳者:メディア翻訳ベトナム語班 ）
（ 記事ID:6425 )