ヤンゴンの縫製工場では、ストライキによる要求について完全な合意を得られていない
2022年07月08日付 その他-ミャンマーナウ紙 紙
ADK工場内で、7月7日の朝に労働者がデモを行った様子
ADK工場内で、7月7日の朝に労働者がデモを行った様子

昨夜達した合意を雇用主はまだ正式に発表していないと労働者側が言った。

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2022年7月8日 コーチョー

ヤンゴンのミンガラドン区のゼイガバー工業団地内にあるADK縫製工場で、7月7日に何千人にもなる労働者がストライキを行ったあとに雇用主と合意したが、完全に解決されていないとのことだ。

日曜日に時間外労働をさせないこと、させる場合はすぐに時間外労働分賃金を支払うこと、土曜日は午後4時までで終業とすること、生産量によるボーナスを支払うことなどについて、雇用主と労働者で合意書を締結できたという。

労働者によると、雇用主側は、これらに合意したにも関わらず正式に発表していないことに加えて、工場の掲示板に(合意書を)掲示しなければならないという合意に雇用主が従っていないとのことだ。

「昨日の合意書が正式なものであるなら、掲示板にそれを掲示するよう私たちはお願いした。その合意書を今(7月8日)まで掲示板に掲示することを彼らの側は拒否している最中だ」と、ADK縫製工場の女性労働者1人が述べた。

その他にも、昨日の合意の中で労働者を罵倒しないこと要求したが、雇用主と監督者は従わなかったとのことだ。

「昨日は、職場で罵倒してはならないという合意に署名した。しかし今朝は、〇〇〇(翻訳者注:原文も伏せ字、女性を罵倒する用語)と罵倒した。どうなるっていうんだ、訴えたいという女と一緒に行って訴えろ、と一人のリーダーが罵倒してきた」

完全に和解していないが現在は仕事に戻っていると22歳の先の女性は話した。

ゼイガバー工業団地内にあるADK縫製工場内の何千人もの労働者は、皆勤手当、社会保障、緊急時の当日申請休暇、病気休暇、永年勤続休暇を取得できるよう昨日要求した。

雇用主は1時間に60着以上の縫製を要求しているため、時間外労働をして法外に働かねばならず、30分の食事休憩をとることやトイレにいくことさえも非常に難しいと7月7日にストライキをした労働者は言った。

ストライキの参加者によると、この縫製工場で働き始めたときには、月に30万から28万チャット稼げると聞いていたが、実際には27万チャットしか受け取っておらず、残業時間も100時間を超えている。

国際的なスポーツブランドであるCRIVITの毛皮のコートや防寒着を主に生産しているADK縫製工場では、7000人に近い縫製労働者が働いており、現在のストライキは、その工場支社であるGreat Glowing Investment Co. LTD で行われている。

我々は、上記の問題に関してADK縫製工場の経営者に連絡をとったが、まだ返答は得られていない。

軍評議会がクーデターを起こしたあと、数百の工場が閉鎖されて100万人以上の労働者が職を失ったと国際労働機関(ILO)が発表した。

騒乱を扇動した罪に関する刑法第 505条A項によって労働組合のリーダーらは起訴され、16の労働組合を軍評議会の労働省が違法であると通告した。

文民政府のもとでは、告発制度がうまくいっていたので労働者は不利益を被ることがある場合には解決することができたが、軍評議会のもとではもはやそうではないと労働組合共同委員会(CCTU)のイェナインウィン事務局長が述べた。

「現在は、告発制度はあるものの、以前のように張り切って仕事をする人はほとんど残っていない」と彼は言う。CCTUも軍評議会が違法であると見なしている組織のリストに含まれている。

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( 翻訳者:MY )
( 記事ID:6441 )