ハイズオン省、国際市場への輸出用ライチの収穫農園を拡大
2022年05月29日付 VietnamPlus 紙
【写真】輸出用早熟ライチの手入れをする
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ハイズオン省、国際市場への輸出用ライチの収穫農園を拡大


2022年のライチの収穫期、ハイズオン省は顕著な生産効率と生産高を上げた。具体的には、約9,000haの土地でのティエウ種ライチの生産高は60,000トンに達し、昨年と比較して10%増加するとの見通しである。



5月29日午前、ハイズオン省人民委員会は、2022年輸出用ライチの収穫農園の開園および総生産高150トンのティエウ種ライチを国際市場へ輸出することを祝して、式典を開催した。

この式典は、これら一連の出来事を広報し、ティエウ種ライチのほか、2022年のハイズオン省を象徴する産品の貿易を促進するための端緒となるプログラムである。

ハイズオン省農業・農村開発局のブイ・ヴァン・タン局長は、ハイズオン産のティエウ種ライチはもともとタインハー地域の特産品であり、2007年から産地証明書を発行されていると述べた。

これまで、ハイズオン産のティエウ種ライチは、ハノイやホーチミン市、その他大都市にある大規模スーパーの小売流通システムの中での消費と紐づけされていた。同時に、eコマースプラットフォームのLazada、Sendo、Voso、Postmartを通じた消費と結び付けられている。ハイズオン産のティエウ種ライチの輸出市場は、中国やヨーロッパ、アメリカ、韓国、日本、そして東南アジアなどの国々に集中している。

2022年のライチの収穫時期、ハイズオン省は顕著な生産効率と生産高を上げた。具体的には、約9,000haの土地でのティエウ種ライチの生産高は60,000トンに達し、昨年と比較して10%増加するとの見通しである。ハイズオン省は、VietGAP(農業農村開発省が定めた農業生産管理基準)基準を満たす41のライチエリア(面積500ha)と、GlobalGAP基準に準拠した11の生産エリア(面積110ha)を維持し続けている。さらに、ライチ生産にあたりVietGAPとGAPに則った基本的な生産手順を取り入れたエリア(約6,000ha)がある。

時期の早いライチティー用のティエウ種ライチは約2,750haを占めており、タインハー県だけで約1,750haにのぼり推定生産高は約35,000トンを超える。収穫時期は5月5日から6月10日までである。時期の遅いライチティー用のティエウ種ライチは約6,200haを占めており、推定生産高は約25,000トンを超える。収穫時期は6月10日から同月末までである。

市場について、ハイズオン省は日本、アメリカ、オーストラリア、欧州連合、シンガポール、タイなどの市場に約5,000トンのライチを輸出すると見込まれている。日本の市場については、1,000トン近くが輸出されるであろう。また、東南アジアと中国の市場には、約2万トンの輸出が予定されている。

今後も、ハイズオン省は有機基準とGAPに従った評価を行い産地証明書の発行を継続し、生産源の追跡のためライチ栽培地域のコードを発行する。同時に、主要作物品種と早熟品種の間に間作されたライチ地域を、同じ収穫時期で同じ品種または同じグループの品種を生産する地域に転換して、技術的進歩の適用を容易にする。

省はまた、輸入国の植物検疫規制に関する基準・規定を理解できるよう、地域の党幹部と農民のため講習を行い、ライチの手入れについてのスキル、ライチの生産・消費におけるテクノロジー4.0の応用に関するトレーニングを実施している。

ハイズオン省はライチ農園の開園プログラムの中で、輸出用ライチの収穫体験コンテストを開催している。


【写真】輸出用早熟ライチの手入れをする

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( 翻訳者:田中千笑 )
( 記事ID:6463 )