YBS路線バスと一部の運転手による規則違反がさらに増えている
2022年12月13日付 その他 - ボイスオブミャンマー 紙


2022年12月13日 SN

 現在、YBS路線バスと一部の運転手による規則違反がさらに増加してきていることが、YBSの乗客からわかった。
 YBS路線バスは現在、以前の自動車事業監督委員会(翻訳者注:ビルマ語略称はマタタ、以下マタタと表記)が管理していたの時代のように、一台一台他のバスを追い越して運転し、規定の運賃より多く徴収し、カード読み取り機にテープを貼って使えないようにし、カードを機械に読み取らせないようにしているとわかった。
 「運転手の中には歳をとっている人もいる。お金がもらえればそれで良いといって乗客を無理やり乗せる。車一台全体が非常に混雑していて、ステップの上にまで人がいっぱいである。バスのドアすら閉められない。お金を得られればそれでいいというのはすべきではない。一部の運転手は乗客に対し短気になっている。怒鳴ることもある。現在、スリがさらに増えている中で車内の混雑は非常に危険である。そして急ブレーキをかけることもある。もしも人が落ちたとしても責任を取ることはない」と、YBSの乗客は言った。
 運賃も以前は起点から終着点まで定額200チャットと定められていたが、今は一部の路線では距離によって 300チャットから500、1000チャットに引き上げて徴収することがあると分かった。
 「運賃が正式に300チャットに定められている場合も特に状況に変わりはない。運賃を多く請求していた。マタタ時代のように車掌をまた乗せるようになっている。バス停に着いても、以前のように停まって、乗せ、下ろすことを終えても、バスをすぐには出発させない。長い間乗客を待って乗せている。今はどこも危険ばかりなので誰でも自分の行きたいところに時間通りに着きたい人ばかりだ。思いやりをもってほしい」と別の乗客は言った。
 ヤンゴン管区運輸委員会(YRTC)もヤンゴン市内を運行しているYBS路線バスが規則を犯していることに対し処分していると述べた。2021年10月から2022年9月までの12ヶ月間で規則に従っていないと処分されたYBSのバスは539台であり、CNG供給を停止されているとのことである。
 このような処分において、規定の運賃より多く徴収していた15の路線バス539台へのCNGの供給を3月から6月まで停止し、運賃の過剰徴収と車掌を乗せているバス路線に対しCNGの供給を1年停止したとのことである。
 現在のようにYRTCが取り締まりを行っていると述べたが、実際の道路状況は運賃を定価よりも多く払わなければならないし、車掌もいる。
 「本当に(CNGの供給を)止めるなら、道路上に路線バスが存在しなくなる。ほとんど全ての運転手が堕落している。本当に忍耐強く、本当に行いが良い運転手もいる。しかしそのような人たちは指折り数えられるくらいしかいない。車掌としてついてきているのも、運転手の妻が多い。バスの出入り口の近くの椅子に偉そうに座って、かごをそこにおいて運賃を徴収しているのだ。以前のマタタ時代には車掌たちはバスの椅子に座らなかった。バスの前や後ろに動いて運賃を徴収していた。その奥さんたちは座ったままお金を徴収している。この間に気分によって大声で怒鳴っていることもある」とYBSのある乗客が述べた。
YRTCは現在のヤンゴン市内でYBCの路線バス計116路線、車両3300台以上、乗客130万人以上にサービスを提供していると発表したこともわかった。

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( 翻訳者:H.N,MY.S,K.Y.M )
( 記事ID:6583 )