ジャカルタ上空で気象制御、飛行機から数トンの塩の苗を散布
2022年12月28日付 Kompas 紙
ジャカルタ上空で飛行機から数トンの塩の苗を散布
ジャカルタ、kompas.com配信
ジャカルタ首都特別州政府は、ジャカルタ上空の雲に数トンの塩分を散布する予定だ。
これは、インドネシア空軍の第1飛行隊第2班、国家研究革新機構(BRIN)、国家災害対策庁(BNPB)と共に、気象制御技術(TMC)を用いて実施されるものである。
ジャカルタ首都特別州の国家災害対策庁の長官であるイスナワ・アジ氏は、何トンもの塩の苗を飛行機から手作業で散布すると述べた。
「カッサ(Cassa)飛行機は2.4トンの積載が可能で、コンスルの形状で散布剤を用意するのに2時間かかる。CN212タイプの飛行機の場合、塩の散布材を800キログラム運ぶことができる一方、ヘラクレスタイプのものだと最低5トンの散布材を積み込むことが可能だ」と、去る12月27日イスワナ長官は説明した。
イスナワ長官は、気候修正技術は当日の朝から西部インドネシア時間の17時頃までしか効果が続かないことを強調した。
「その他は4時間から15時間ほどたって初めて効果を得られることが明らかになるだろう」と同長官は続けた。
イスナワ長官によると、空軍と国立研究革新庁との調整の結果、気候修正技術の処理パターンはジャンププロセスとコンペティションパターンの 2つに分けられる。
「ジャンピングプロセス、つまり雨雲を未熟なものにしジャカルタ地域に侵入することを遮ることを試みた。 その結果、小雨が降っただけにとどまった」とイスナワ長官は説明した。
「一方で、コンペティションパターンは、塩の散布剤を燃やし濃縮核を追加する方法で雲の成長を阻害するものである」と同長官は付け加えた。
これに先立ち、ジャカルタ首都特別州政府は、国家災害対策庁と協力して、近いうちに気象制御技術を用いて天候を調整することを計画した。
「先ほど、いくつかの事柄について話し合った。その中で、私たちが取り組むべきことがある。1つ目は、1月、2月に先駆けて、国家災害対策庁と協力して気象制御技術を使い、災害が起こりやすい地域を再びマッピングすることだ」とヘル・ブディ・ハルトノ首都特別州知事代行は去る12月27日にジャカルタ国家災害対策庁の館で述べた。
国家災害対策庁の責任者であるスハリヤント国軍中将は、多雨を予想した気象修正が行われたと説明した。
「首都特別州との協力のもと、国立研究革新庁とインドネシア空軍が実施し、予算は国家災害対策庁から出された。私たちは気候制御を継続的に行った」とスハリヤント国軍中将は説明した。
スハリヤント国軍中将は、近い将来気候制御が影響を持ち、年越しイベントが妨げられないことを期待している。
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( 翻訳者:鈴木佑理 )
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