コロナ救急病棟となったアスリート会館、第6棟のみ稼働、入院患者は4人
2022年12月28日付 Kompas 紙
去る12月25日、中央ジャカルタにあるアスリート会館の様子
ジャカルタ、Kompas.com配信ーインドネシア国家防災庁(BNPB)は現在に至るまで
ウィスマ・アトレット・コロナウイルス救急病院の1棟を稼働させている。
国家防災庁と新型コロナウイルス感染症対策本部のスハルヤント長官は、現在でも稼働しているのはウィスマ・アトレット・コロナウイルス救急病院の第六棟だと述べた。
スハルヤント長官によると、そこで治療を受けている患者がまだ4名いる。
アスリート会館コロナウイルス救急病院の稼働はインドネシア陸軍保健センターの責任であるとされている。
「一つの病棟、すなわち第6棟にはまだ4人の患者がいる。この第6棟はこれからも稼働させる」とスハルヤント長官は去る12月27日に東ジャカルタにあるインドネシア国家災害対策庁にて述べた。
スハルヤント長官は実のところその一つの病棟を閉鎖したいと思っていることを認めた。なぜならこのコロナウイルス救急病院を稼働させ続けるには充分に大きな予算がかかるからだと同長官は述べた。
なにより、ウィスマ・アトレット・コロナウイルス救急病院の多くの病棟は直近3か月の間患者がいなかったとスハルヤント長官は述べた。
しかし、一方でインドネシアにおけるコロナウイルス感染者数の推移を今後も注視していきたいとスハルヤント長官は考えている。
これはコロナウイルス感染者数が中国などのいくつかの国で急速に増加していることを鑑みての考えである。「国家防災庁としてはすべての病棟を直ちに閉鎖したい。効率性を考えると、予算を圧迫している。しかし、(コロナウイルス感染者数が今後)どのように推移していくかも知りたい」とスハルヤント長官は説明した。
「おそらく他国でも感染者が急増していることをメディア関係者も知っていると私たちは見ている。中国や日本でも報道されているだろう」とスハルヤント長官は続けた。
国家防災庁は今後3か月のコロナウイルス感染者数の動向を注視していくと、スハルヤント長官は付け加えた。
スハルヤント長官はインドネシアにおけるコロナウイルス感染者数が今後増えることのないよう願っている。
1月から3月の今後3か月間、感染状況が制御され、感染者数が急増しないことを願っている。それ以降の対応については後日発表する」とスハルヤント長官は述べた。
この記事の原文はこちら
( 翻訳者:蛭間希新 )
( 記事ID:6594 )