新しい難民キャンプへ移動完了を余儀なくされたチャウピューのムスリム難民が新しい環境で多くの不便を抱えている
2023年06月19日付 その他 - ウエスタンニュース 紙
新しい土地で浸水が起きているため、難民が移動することを望んでいない(写真:ウエスタンニュース)
新しい土地で浸水が起きているため、難民が移動することを望んでいない(写真:ウエスタンニュース)

ラカイン州チャウピュー郡チャウタロン難民キャンプから新しい場所へ移動したムスリムがそこでうまく生計を立てられていない、と難民が述べた。

チャウタロン難民キャンプの難民は強制的な圧力を加えられ、現在の新しい場所に遅くとも5月中にはすべて移動しなければならなかった、と述べた。

現在の新しい場所では、雨が降れば住居や道路が浸水し、住むのに都合が悪いのと同様に、生計を立てるのにも都合が悪いと、難民が述べた。

「雨が降ると冠水する。家も道路も水浸しになってしまうと生活するのに非常に困る。雨が止んで水がひいても道路の往来は大変で、家も修繕しなくてはならない。言ってみれば、現在移動してきた場所は私達にとってまったく都合が悪い場所ということだ」と述べた。

一方、村落から離れたため、生計を立てるのが困難だとも語る。

現在難民キャンプは低地部にあるため、降雨で土地が冠水し、排水路は設置してあるが、水が流れず、排水路から家々に浸水してきていると、難民が述べた。

以前いた場所から引っ越さないなら収監すると脅迫され、現在いる所へ引っ越してこなければならなかったが、現在住んでいる場所は人の居住に適した場所ではないと、別の難民が述べた。

「冠水してしまった。道路も往来するのに都合が悪い。以前の場所は良かった。この場所は人が住むのに適していない。住んでいる家の近くに水路を設置してあるが、水が流れないことのほか、家の中にも水が入る。今はまだ雨季の初めだ。雨がこれ以上降ってくるのなら、ここは住むのに適した場所といえるだろうか。責任者は、冠水したらモーターを使って排水すると言っている。この場所に引っ越してきたのも、収監すると脅されてきたからであり、移動してこなければならなかった」と話した。

難民キャンプの難民はその日暮らしの仕事で食事をしなければならず、国連世界食糧計画WFPの支援だけがあると分かった。

上記の難民はチャウピュー市にあるアヤーシー地区、パイディー地区、タマンチャウン地区とピンピューモー地区に居住していた363世帯、人口にすると1000人以上である。

このチャウタロンIDP(国内避難民)キャンプを廃止し、再定住のために政府が20億チャット以上を使ってその場所から2ハーロン(訳者注:1ハーロンは約200メートル)離れた新しい場所を(難民キャンプとして)準備した。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:A.K, K.P, K.T, K.Y )
( 記事ID:6697 )