4 月 30 日・5 月 1 日の祝日、ホーチミン市の観光業界で増収
2023年05月03日付 VietnamPlus 紙
【写真】ホーチミン市で最も美しい建築の市場、ビンタイ市場を訪れる外国人観光客
4 月 30 日・5 月 1 日の祝日、ホーチミン市の観光業界で増収
各旅行会社がリーズナブルな価格で多くのツアーを提供していることに加えて、ホーチミン市政府が観光業界と協力したことで、国内外から多くの観光客を集めた。
フン王の命日の祝日(旧暦3月10日、2023年は新暦4月29日)、および、4月30日と5月1日の祝日の連休にホーチミン市では、多くの企業が国内外からたくさんの観光客を集めたことが記録された。
これは、今年5月初め以降、市の観光業の営業収入を増加させるとともに、その後の2023年夏に向けた成長の勢いを作りだした。
リーズナブルな価格で団体客を引きつける
ベトトラベル旅行会社の速報によると、4月29日未明、ベトトラベルは、フン王の命日の祝日および4月30日と5月1日の祝日の連休に合わせた、様々な観光客グループの歓迎で賑わった。
これより先、今年の連休中の旅行ツアーに申し込んだ観光客の数は急増しており、そのほとんどが家族や中年のグループだった。
統計によると、今年は4月だけでもフン王の命日の祝日および4月30日と5月1日の祝日の2回の休暇があり、しかも、5日間の連休になることから、平均3日から5日間の国内旅行や海外旅行を選択しやすくなっている。
同様に、4月29日から5月3日、旅行サービス会社のサイゴンツーリストは空路や海路からの外国人観光客10団体を相次いで迎え入れた。これら団体にはドイツ、フランス、そして、アジア各国から5000人以上の旅行客が参加していて、時間をかけてベトナム全国を巡ったり、ベトナムの特色ある場所を堪能したりした。
地方政府も観光業界とともに行動
ホーチミン市に観光客を引きつけるために各企業が開発した60もの市内観光商品に加え、祖国の重大な祝日を祝うための一連の活動の目玉の一つは、ホーチミン市人民評議会および人民委員会の庁舎という国家級建築・芸術史跡の参観プログラムで、重要で特別な訪問先のである。
これは、市の人民委員会によって初めて計画されたプログラムであり、祖国の重要な祝日を祝うための一連の活動において意義ある活動なだけではなく、新たな発展段階におけるホーチミン市政府のオープンさを表すものである。
ホーチミン市人民評議会および人民委員会の庁舎は、20世紀初頭の建築様式と装飾芸術を象徴する建造物で、外観のデザインは、ルネッサンス建築のレイアウトやバロック、ロココ様式のレリーフ装飾、アール・ヌーヴォー式の鉄の門扉などといった様々なヨーロッパ建築様式が組み合わされたものとなっている。
特に、国家級の建築・芸術史跡としてだけでなく、建物はサイゴン・ホーチミン市の形成と発展の歴史を長年にわたり見続けてきたという歴史的文化的にも高い価値を有している。
この建造物はまた、国内外の観光客にとって、ホーチミン市を想起させる、慣れ親しんだ象徴の一つにもなっている。
国家級の建築・芸術史跡であるホーチミン市人民評議会および人民委員会の庁舎参観プログラムの組織委員会は、2日間の開催後、ホーチミン市の住民、ハノイ市やハザン省など多くの省市からの国内観光客、外国人観光客、文化人などを含む、約1500人以上を迎えた。参観客は親切に案内されていた。
参観客のグループは皆、安心安全についての案内、新型コロナウイルス感染症対策の規定、参観のための内規などを順守していた。
プログラムを通じて、市政府や各部局は、より緊密に人民と繋がりをもつこと、そして、人民のために働く、親身な地方政府の建設という目標を目指すことへの意欲を確認した。
ホーチミン市における観光業の活動に関して、ホーチミン市観光局のグエン・ティ・アイン・ホア局長によると、去るフン王の命日の祝日および4月30日と5月1日の祝日の間のだけで、観光・娯楽地を訪れた観光客はのべ約95万人に達した(2022年同期比で126.2%増)。その内、外国人観光客はのべ約4万8千人(263.6%増)、国内観光客はのべ約32万人(71.1%増)だった。
一方、宿泊施設に滞在した旅行客はのべ約18万人(2022年同期比で89.5%増)、客室の稼働率は約70〜75%(7.1%増)に達し、営業収入だけでも3兆1300億ドン(94.4%増)に達した。
【写真】ホーチミン市で最も美しい建築の市場、ビンタイ市場を訪れる外国人観光客
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( 翻訳者:内藤碧 )
( 記事ID:6729 )