世論調査:プラボウォ、ギブランのペア、中部ジャワとジョグジャカルタをのぞくほぼ全域で優勢
2023年12月28日付 Kompas 紙
去る10月25日、先進インドネシア連合(KIM)補(左)とギブラン・ラカブミン・ラカ副大統領候補(右)
去る10月25日、先進インドネシア連合(KIM)補(左)とギブラン・ラカブミン・ラカ副大統領候補(右)


ジャカルタ、KOMPAS.com配信ーインドネシア政治に関わる最新の調査よって、2024年総選挙での3組の大統領副大統領候補の当選可能性が示しだされた。

調査によると、候補者番号2番のプラボウォ・スギアント候補とギブラン・ラカブミン・ラカ候補ペアの当選可能性が、インドネシアのほぼすべての地域で他ペアより高かった。

中部ジャワ州とジョグジャカルタ特別州でのみ、同ペアの支持率は候補者番号3番のガンジャル・プラノウォ候補とマフド候補ペアよりも低かった。

「プラボウォ候補とギブラン候補のペアは、中部ジャワ州とジョグジャカルタ特別州で、ガンジャル候補とマフド候補のペアにリードを許す以外は優勢を保っている」とインドネシア世論調査機関のブルハヌディンムタディ統括ディレクターは26日のオンライン会見で述べた。

一方、候補者番号1番のアニエス・バスウェダン候補とムハイミン・イスカンダル候補はバンテン州とジャカルタ首都特別州でかなり高い当選確率を誇る。しかし、プラボウォ候補とギブラン候補のペアと比べるとまだ劣る。

「アニエス候補とムハイミン候補はプラボウォ候補とギブラン候補より劣るものの、バンテン州とジャカルタ首都特別州では非常に競争力がある」と同統括ディレクターは語った。

以下はインドネシア政治世論調査による、3組の正副大統領候補ペアの全地域での当選可能性である。

アニエス・バスウェダン、ムハイミン・イスカンダル

スマトラ:29.6%
バンテン:34.9%
ジャカルタ首都特別州:33.3%
西ジャワ:18.3%
中部ジャワ及びジョグジャカルタ特別州:12.3%
東ジャワ:16.0%
バリ及びヌサトゥンガラ:10.7%
カリマンタン:21.3%
スラウェシ:27.9%
マルク及びパプア:12.6%
プラボウォ・スビアント、ギブラン・ラカブミン・ラカ

スマトラ:45.1%
バンテン:44.1%
ジャカルタ首都特別州:45.1%
西ジャワ:58.5%
中部ジャワ及びジョグジャカルタ特別州:36.6%
東ジャワ:47.1%
バリ及びヌサトゥンガラ:48.9%
カリマンタン:42.8%
スラウェシ:42.1%
マルク及びパプア:58.3%

ガンジャル・プラノウォ、マフドMD

スマトラ:15.9%
バンテン:15.1%
ジャカルタ首都特別州:17.3%
西ジャワ:15.4%
中部ジャワ及びジョグジャカルタ特別州:44.9%
東ジャワ:29.5%
バリ及びヌサトゥンガラ:30.0%
カリマンタン:32.1%
スラウェシ:18.0%
マルク及びパプア:21.9%

また同調査は、去る12月12日の大統領候補討論後と同月22日開催の大統領候補討論後の正副大統領候補3組の当選可能性を示している。

パーセンテージは24.5%と低いが、ガンジャル候補、モハマド候補ペアの数値は上昇した。一方、アニエス候補、ムハイミン候補ペアは21%に少し下降した。

以下はインドネシア政治世論調査による、大統領副大統領候補討論会開催前後の、3組の当選可能性である。

アニエス・バスウェダン、ムハイミン・イスカンダル

2023年11月:23.0%
2023年12月3日~4日:22.3%
2023年12月23日~24日:21.0%

プラボウォ・スビアント、ギブラン・ラカブミン・ラカ

2023年11月:45.0%
2023年12月3日~4日:45.6%
2023年12月23日~24日:46.7%

ガンジャル・プラノウォ、マフドMD
2023年11月:23.7%
2023年12月3日~4日:23.8%
2023年12月23日~24日:24.5%

このインドネシア政治世論調査は電話インタビューを通じ、去る12月23日、24日に行われた。調査には、952人を選定したランダム・デジット・ダイアリング(RDD)方式と265人を選定した二層抽出方式が組み合わされ、計1217人の回答者が参加した。

同調査の誤差はプラスマイナス2.9%と推定され、信頼度は95%だ。

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( 翻訳者:加茂慶一 )
( 記事ID:6820 )