軍評議会のために袈裟を脱いで銃を取る準備ができているとマバタの僧侶が発表
2024年01月12日付 その他-ミャンマーナウ紙 紙
ラーショー市内で1月11日に見られたMNDAAへの抗議活動。 (写真:軍評議会)
ラーショー市内で1月11日に見られたMNDAAへの抗議活動。 (写真:軍評議会)

手痛い目に遭わされている軍評議会の軍と協力すること、北部同盟軍を攻撃するための準備ができていることをマバタの僧侶が述べた。

2024年1月12日


弱体化しつつある軍評議会とともに、袈裟を脱ぎ銃を取って北部同盟軍を攻撃するための準備ができていることを、軍を常に支持してきたマバタ(民族宗教保護協会)の僧侶たちが昨日(1月11日)発表した。

軍評議会のために命を捧げるという彼らの計画は、昨日モーラミャインとラーショーで開催されたコーカン軍MNDAA(ミャンマー民族民主同盟軍)への抗議大会でそのように語られた。

MNDAAのメンバーの1人がラウカインの近くのパゴダをハンマーで破壊した映像が1月8日に拡散した後、その行為にマバタの僧侶が激怒し、ヤンゴン市、マンダレー市、モーラミャイン市とラーショー市内で抗議活動を行っている。

1月11日に、数人の僧侶と約100人の人々が参加し、モン州モーラミャイン市のカンナー通りで開催されたMNDAAへの抗議活動を、モン州愛国同盟のウー・ピンニャーターミが率いた。デモでは、ウー・ピンニャーターミは軍を支持するようにも説得した。

「……必要になったら袈裟を脱いで銃を取る(武器を持つ)準備ができているということを、あなたたち全員、大声で言え」とウー・ピンニャーターミは人々対して大声で叫んだ。

その意向は、カレン、モン、ヤンゴン、マンダレーの愛国僧侶連合の意向であり、その勢力は20万人以上いると同僧侶は述べた。

「必要になれば、袈裟を脱ぎ武器を持って、ミャンマー国軍とともに、国家権力が奪われることを許さないために反逆し戦う用意が常にあるということを国家に示し(共に戦うよう)要請してきた」とも同僧侶は述べた。

要請がいつ行われ、どのような返答があったのかということについては言及しなかった。

ゾーピャン師とも呼ばれている43歳のウー・ピンニャーターミは、軍を常に支持してきた人であり、2023年11月17日にモーラミャインで行われた軍支持集会、三勢力の兄弟同盟が開始した1027作戦への抗議活動も主導した。

「北部の3同盟にすぐに最後通告を送り、すぐに戦いを挑みたい」とウー・ピンニャーターミは抗議活動の終わりに、ミャンマーナショナルポストオンラインという報道機関に語った。

その報道機関の創設者であるナウントーレーという人は、マバタや軍評議会と近しい間柄で、ネーピードーで行われた中国への抗議活動と1027作戦の抗議活動を率いた人でもある。

ナウントーレーはNLD政権下でイスラム協力機構(OIC)への抗議活動を率いた人物であり、2017年には米国大使館前でロヒンギャは不要である旨の無許可デモを行ったので6ヶ月間投獄された人でもある。

数日中に、ナウントーレーが主導して、MNDAAに対する抗議活動をネーピードーで行う予定であることも分かった。

兄弟同盟3組織が進軍するとの情報が出ているシャン州北部のラーショー市でも同様に、MNDAAへの抗議活動をマバタのメンバーが昨日(1月11日)主導し、彼らも軍評議会と共に戦うと発表した。

「必要になれば、国軍と協力して攻撃するようにとも僧侶は演説した」と匿名でラーショー在住のマバタの僧侶がミャンマーナショナルポストとの電話インタビュー内で語った。

ラーショー市の独立公園で行われたその抗議活動は、軍事評議会が関係者や公務員を強制的に呼び出して人を集めさせたものであることを住民の話としてシャン北部に拠点を置くシュエピーミェー通信社が報じた。

その報道についてクーデター軍評議会はまだ反応していない。

軍評議会の新聞、オンラインページにその抗議活動のニュースが追加されているのと同時にに、国旗、仏旗、スローガンを書いた用紙を掲げる人たちが集まっている様子もニュースの中でともに明らかにされていた。

マバタの僧侶の中でウー・ワータワという人は、ミャンマー中部ザガイン管区のカンバルー市で活動しており、民兵組織ピューソーティーを統括している。

ウー・ワータワは軍評議会のために新しい人を集めたり、ピューソーティーに軍事訓練を施したりしており、軍評議会が頼りにしている僧侶の一人である。

軍は2021年のクーデター以降、抗議活動参加者を路上で射殺しようとしたので抵抗の動きが顕著になり、全国に部隊を配備しなければならなかった。 戦闘が始まって3年が経過するとき、少数民族武装勢力による一斉攻撃で、軍評議会軍の基地は一か所ずつ後退せざるを得ない状況にあるのと同じく、部隊ごとに降伏するという状況が一部で明らかになってきている。

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( 翻訳者:K.K.M )
( 記事ID:6832 )