行方不明者暴力被害者のための委員会が大統領宮殿でプラボウォの昇進に関する情報開示を政府に要求
2024年03月05日付 Kompas 紙
東ジャカルタの国軍本プラブォウォ国防大臣に名誉将軍の称号を授与するジョコ大統領
東ジャカルタの国軍本プラブォウォ国防大臣に名誉将軍の称号を授与するジョコ大統領

ジャカルタ、kompas.com配信.
去る3月4日、行方不明者暴力被害者のための委員会がジャカルタの大統領宮殿にある大統領の執務室を訪れた。

同委員会はプラボウォ・スビアント国防相が名誉国軍大将に任命されることへの情報開示を求める申請書を提出した。

実際のところ、プラボウォ氏は、1997年から1998年にかけて23人の犠牲者を出した強制失踪に関連する重大な人権侵害事件の実行犯とされる人物の一人である。

同委員会の対外問題担当サブコーディネーターのアンディ・ムハンマド・リザルディ氏によると2つの情報の開示要求を行ったという。


「まず一つ目は、2024年2月21日付大統領令第13号における名誉国軍大将へ任命されることについてである」とアンディ氏は述べた。

「プラボウォ氏の名誉国軍大将への階級昇進には称号勲章議会による分析と承認を伴った理由説明が必要である」と述べている。

アンディ氏は、委員会が行った情報請求には理由があると述べる。

同委員会は、インドネシアで起きた重大な人権侵害事件の解決のために政府の協力を要請したいだけでなく、プラボウォ氏への名誉国軍大将の授与は公にアクセス可能な情報でなければならないと考えている。

このことは、「全ての公的情報は公開され、何人もその情報を閲覧することができる」という2008年第14号の第1節第2条の公的情報開示に関する法律に規定されている。

「他にもそうした情報はまさに、国民参加型の民主主義の実行と情報の公開という文脈において、可能な限り広く民衆に公開するために重要なのである」とアンディ氏は言った。

「これは、2009年法律第20号の第2条文字hに規定されている『称号、功労賞および名誉に関する法律』に基づいて授与される。つまり、称号、功労賞、名誉の授与は、透明性をもって、公然と行われ、広く社会が自由に管理できるものでなければならないということだ」と同氏は説明した。

一連の流れは考慮に値するか

さらにアンディ氏は、情報公開に関する法的保証とは別に、プラボウォ・スビアント氏に昇進を与えることには疑問があると述べた。

このことは、名誉役員評議会の法令番号KEP/03/VIII/1998/DKPによって証明されている。この法令では、プラボウォ・スビアント氏が有罪であり、他人の自由の剥奪や誘拐という犯罪行為を含むいくつかの過ちを犯したことが証明されため、兵役解雇という行政処分が下された」とアンディ氏は述べた。

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( 翻訳者:佐々木崇 )
( 記事ID:6854 )