毎日の重火器による銃撃のため、チャウピュー地域の数万人もの住民が避難している
2024年04月16日付 その他 - ディベロップメントメディアグループ 紙


ラカイン州チャウピュー郡の村落の一部を軍評議会が6日連続で重火器で銃撃したため、数万人もの地元住民が安全な場所へ避難していることが分かった。

軍評議会はチャウピュー郡サネー市および付近一帯の村落を、地上大隊と軍艦に加え、ドローンを含む兵器の使用で4月10日から今日4月16日まで銃撃していると地元住民らは語った。

「まだ一日たりとも休むことなく毎日銃撃が発生している。1日で少なくとも3発から5発ほど銃弾を撃ち、村の近くに落ちている。人々は前もって避難しているので安全だ」とサネーの地元住民男性の一人が語った。


軍評議会のタウンモージー海軍基地とズィンチャウン村付近に停泊している軍艦やドローンで重火器による攻撃をしており、今日4月16日の午前8時過ぎと午前9時半ころにも、サネー市付近一帯にドローンで爆弾を2度投下したことがわかった。

重火器の命中により、ドゥエーチャ村では住宅2棟と僧院にある一部の宗教的建築物が損壊し、サネー市を含むドゥエーチャ、チャウセ―、ヒンカヨーピン、アレードゥェイン、タウンモー、アワダウン、フミャ―チャウンなどのおよそ10の村落住民は避難を余儀なくされている。

「ドゥエーチャ村では4月13日の重火器の攻撃により、住宅と僧院内の仏塔一つが崩壊してしまった。住民はというと、すでに避難していたため被害はない。しかし、このように毎日攻撃が起こるようであれば、村に入ることは難しい」と、ドゥエーチャ村の避難民の一人が語った。

避難民は他の村にいる親戚の家や山の中で暮らしており、緊急に飲料水と食料を必要としている。

「当面のところ水を緊急に必要としている。彼ら(軍評議会)がこのように毎日重火器で攻撃をするならば、村へも入ることができなくなり、食事を取ることも極めて困難になるだろう。しばらくは持ってきた食料で命をつないでいる」とサネー市の避難民一人が語った。

3月14日にチャウピュー郡で軍評議会とアラカン軍(AA)が直接対峙して戦闘になったため、スィーモー、カンチャイン、ザインチャウン、タインチャウン、ウーチェー、クラバーなどの村人らが避難している。

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( 翻訳者:HK MS HT )
( 記事ID:6858 )